アウトドアでも絶品コーヒー!直火式エスプレッソメーカーは意外と簡単です

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「コーヒーを淹れる」というと多くの方がペーパードリップをイメージすると思いますが、コーヒーの抽出方法は他にもたくさんの種類があります。抽出方法で味わいも変わってくるので、ペーパードリップ以外の淹れ方にもチャレンジしてみましょう。コーヒーの楽しみ方の幅が、グッと広がりますよ!

今回紹介するのは「マキネッタ」。もともとは家庭で使用するような小型のコーヒー抽出器全般を指す言葉ですが、この形の直火式エスプレッソメーカーが「マキネッタ」と表現されることが多いようです。イタリアでは「一家に一台」レベルで普及しており、日本で言うところの急須のような存在と考えて良いでしょう。

■使い方をご紹介

▲サーバー(写真左)、フィルターバスケット(写真中央)、ボイラー(写真右)の3つのパーツに分かれます

 

【1】ボイラーに水を入れます

▲側面の安全弁が水に浸からないように注意しましょう

 

【2】フィルターバスケットにコーヒーの粉をすりきり一杯

一般的には「深煎り豆・細挽き」を使用することが推奨されています。エスプレッソは短時間で一気に抽出するため、効率良くコーヒー成分を抽出できる細挽きが推奨されているわけですが、筆者としてはお好みで変えるべきだと思います。ペーパードリップに慣れている人は、エスプレッソを「苦すぎる!」と感じることも多いでしょう。その場合は、もっと粗い挽き目にするとちょうど良くなるかも知れません。

また、苦味より酸味が好き、という人なら浅煎り豆の方が良い場合もあります。何といっても味の好みは人それぞれですから、このあたりは好きにアレンジしていきましょう。ただし、電気式のエスプレッソマシンに推奨される極細挽きは、フィルターが目詰まりする原因になるので避けてください。

また、少々エスプレッソに関する知識がある人は、ここで “タンピング” と呼ばれる、粉をぎゅうぎゅうと押し付ける工程が思い浮かぶかも知れませんが、直火式は電気式ほどの高い圧力がかかるわけではないので、必要ありません。トントンとフィルターを軽くたたいて、粉をならす程度にしましょう。

 

【3】ボイラーにフィルターバスケットをはめます

 

【4】上部にサーバーをセット

▲緩んでいると蒸気が接続部から漏れてしまうので、しっかり締めてください

 

【5】火にかけます

▲しばらくすると、蒸気圧でサーバーにコーヒーが上がってきます

※撮影のためにフタを開けていますが、コーヒーが飛び散ることもあるので、実際に淹れるときは開けないでください

コーヒーが上がってくると、「コポコポ」と独特な音が聞こえます。それが「シューシュー」と空気の抜けるような音に変わったら完成の合図。

出来上がり!

そのままカップに注ぐことができます。特別な技術を必要としないため、安定した味が楽しめます。写真ではキャンプ用品のアルコールバーナーで熱していますが、もちろんご家庭のコンロでもOK。毎朝のコーヒーにぜひどうぞ。

■マキネッタで淹れたカフェラテは絶品!

「マキネッタ」はペーパードリップで淹れたコーヒーよりも、アレンジに向いているという特徴があります。特にチャレンジしてもらいたいのがカフェラテ。温めたミルクに砂糖。どちらもたっぷり入れてください。「店で出るカフェラテだ!」と感動できること請け合いです。また、お湯で割ったアメリカーノも飲みやすくてオススメ。

 

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■実はペーパードリップよりも簡単!

ペーパードリップを見慣れているため、他の抽出器具は何やら面倒そうなイメージがあるかも知れません。でも実際に淹れてみると、実はペーパードリップよりも簡単と感じるものが多いです。メーカーや機種によって多少の変化はありますが、基本的にはここで紹介した手順をおさえておけば問題ありません。これを機に、ぜひ「マキネッタ」にチャレンジしてはいかがでしょうか。

ちなみに、マキネッタは“直火式エスプレッソメーカー”として市場に出回っていますが、9気圧の圧力をかけて抽出したコーヒーがエスプレッソの定義となるため、2気圧前後の圧力しかかからない直火式は厳密に言うとエスプレッソではなく、「エスプレッソ風のコーヒー」と言うことになります。ペーパードリップよりも味わいが強い、ガツンとしたコーヒーだと思ってもらえば良いでしょう。イタリアでは「モカ」と呼ばれています(※日本で言うカフェモカや、豆の種類のモカとは別物)。カフェで提供されるエスプレッソとの違いも、楽しんでみてください。

<今回使用したマキネッタ>

▲ビアレッティ「モカフィアメッタ レッド」/価格:4860円

>> ビアレッティ「モカフィアメッタ レッド」

 

(取材・文/太田史郎)