汚くないの?カバン“じか置き”男子の意識が気になる|辛酸なめ子

写真拡大

【いまどきの男を知る会 ファイルNo.7 カバンじか置き男子】

 電車の中や駅で何のためらいもなくカバンを地面に置く、カバンじか置き男子が気になります。

 風水師や占い師に取材すると、皆さん「地面の悪い気を吸収して運気が下がるから、カバンやバッグを地面に置くのはやめたほうがいい」とおっしゃいます。たしかに、どこを歩いたのかわからない靴の底が接する地べたに置くと、負のエネルギーを吸収してしまいそうです。

 男子高校生がビニールのバッグを電車の床に置く行為はよく見かけます。集団じか置き行為には、同調圧力も感じます。バッグを膝に乗せるなんて女々しい、という意識があるのかもしれません。そのまま大人になり、カバンを床に置く行為が習慣化され、疑問に思わなくなるのでしょう。

◆カバンじか置き男子のNG行為

 自分だけが運気が下がったりカバンが汚れるのなら勝手ですが、困るのは汚れをまき散らすタイプのカバンじか置き男子です。

 先日も、仕事関係の人が打ち合わせ中はソファーにバッグを置いていたのが、外に出た時には地面に置いていました。ということは、地面の汚れをソファに拡散していることに……。

 気にしすぎでしょうか? でも、周りにもそのような行為に抵抗を感じる女性がいました。

「バッグを地面に置くなら置くで徹底的に置いたままにしてほしい。椅子とかに乗せないでほしいです。網棚に乗っけるのもちょっとダメ。網棚には下に置いていた物も平気で置かれているから」

 そういう彼女は、カバンじか置き絶対しない系で、

「打ち合わせのとき、バッグは床に置くべきなのかもしれませんが、前傾姿勢になっても椅子に置いてしまいます」とのこと。気持ちはわかります。

 先日、飛行機搭乗前に待機していたところ、CAさんが近づいてきて、白い不織布の袋を手渡してくれました。

「椅子の下にバッグを入れる時、床に直接置かないで良いようにこれをお使いください」と。CAさんは、バッグを置きたくない女性の心理を知っています。そういえば以前CAの知り合いに、ファーストクラスのお客さんは持ち物を大切にしていて、バッグを絶対床に置かない」と話していた記憶が……。

◆カバンじか置きしない男子の意見は

 周りの男性に聞くと、カバンじか置きはしないという人も結構いて安堵しました。

「カバンを土足の床に置く人は、大丈夫かなと思う。僕はできるだけ椅子に置いています。前に吉野家に入ったとき、米粒や玉ねぎが大量に落ちている汚い床の上にカバンをドサーッと置いたおじさんがいました。帰りがけに「よいしょ」とそのカバンを背負ったら底についた玉葱や米粒がこっちに降ってきて、発狂しそうになりました」

 と、トラウマもののエピソードを語ってくれた30代男子。

 カバンじか置き男子は、自分のことも周りのことも気にしていないので、こういった惨事が起こりがちです。電車などで明らかに汚いカバンの底が押し付けられるとゾッとします。

「じか置きはカバンによりますかね……。直立する底が硬いヴィトンなどは置くこともありますが、ふにゃーとなるジバンシイのバッグは置かないです」

 というのは、ブランド好きの20代男子の意見。

「仕方なく置かざるを得ない時はある。でも誰が何を踏んだかわからない地べたに置くのは抵抗がある」

 という40代男子の意見もありました。男にはカバンを床に置かなければならない時もあるのです……。

 潔癖性の40代男子の意見も伺いました。

「家の中にも、踏んじゃいけない箇所があって、まちがって踏んじゃったらお風呂に急いで入ります。そんなだから出かけるのも大変で、床になんか絶対置きません。荷物が重くてもキャリーバッグは使いません。底の車輪が転がると菌が噴射されそうなイメージ。あと、仕事先で、人に荷物を預けることもしません。勝手に床に置かれたらイヤですから」