▽V・ファーレン長崎は11日、ホームのトランスコスモススタジアムで行われた明治安田生命J2リーグ第41節のカマタマーレ讃岐戦を勝利(3-1)で飾り、クラブ初となる悲願のJ1昇格を決めた。

▽ホーム最終戦をクラブ新記録の12試合無敗となる白星で締めくくり、アビスパ福岡と名古屋グランパスを抑えて自動昇格圏内の2位以内を確定させた長崎。クラブの経営危機を受けて、4月末から代表取締役社長を務める通信販売大手ジャパネットホールディングス『ジャパネットたかた』創業者の高田明氏は、試合後のホーム最終戦セレモニーでファンに対して、次のように語りかけた。

「みなさん、ついに夢が実現しました。おめでとうございます。今日のJ1(自動昇格)を懸けた試合ですけども、監督、選手、本当に頑張ってくれました」

「そして、この勝利は監督、選手のみならず、ここにいらっしゃるファンのみなさん、今日用事があって来れなかったファン・サポーターのみなさん、長崎県民のみなさん、このチームを支えていただいているスポンサーのみなさん、行政のみなさん、新しくなったV・ファーレン長崎の社員のみなさん、ボランティアのみなさん…、申し上げれば数に限りがないくらいみなさんのたくさんの力の結晶が今日のJ1をもたらしたと思っております」

「みなさまに、この今日な素敵な場所に立たせていただきますことを心より御礼を申し上げます」

「私は、社長になりましてまだ半年ちょっとでございます。振り返ってみれば、V・ファーレン長崎ができあがってから十数年の月日がかかっていると思うんです。J2(を戦うこと)になりまして5年ですけども、この歴史的瞬間は、このクラブができるにあたって、長らくたくさんの方のお力を経て、現在があることをみなさん忘れないようにしましょう」

「何事も一人の力ではできません。本当に先人の努力、ここにいらっしゃるみなさま方の努力、全てのみなさんの努力の成果であるということを大事にしながら、さあ、もう切り替えましょう。明日からは次の試合、J1になったらどのようなクラブにしてくか、という夢はどんどん階段を登って前へ、前へと進んでいきますよ!」

「J1(が主戦場)になることは、まだまだ先があるということを我々も肝に銘じて一生懸命に夢実現、長崎の夢の実現のために頑張っていく決意をみなさまにお伝えしたいと思います」

それで、私はこの2カ月の間、取材で50回ぐらい聞かれました。どうしてこんなに強くなり、元々強かったと思いますけど、このようなことが実現できているのでしょうかと。人は頑張れば思う通りの人になるという、こういうみなさんの思いが夢を実現させたのだと思います」

「さあ、長くなりますからこれぐらいにいたしますけども…、私はこのクラブを…、もう少し語っても良いですか?(笑)」

「やはりですね、スポーツは素晴らしいです。この長崎という地は原爆を落とされた広島と共に、平和について世界で唯一語れるクラブだと思っております」

「ですから、長崎の力、V・ファーレンを通して、世界に平和を伝えていく役割をこのチームに持っていこうではありませんか。本当に今日はありがとうございました」

「お願いが一つありますのは、帰りは非常に混雑しますので、お家に帰るまで気をつけておかえりいただきますようにお願い致します」

「そして、カマタマーレ(讃岐)のみなさまにも心より今日は御礼を申し上げて私の挨拶にさせていただきます。本当におめでとーう!」