店内の様子

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 大阪・南堀江にある"次世代の洋服お直し屋"を掲げた「サロン・ドゥ・リデザインクローゼット・ドットネット(Salon du reDESIGN Closet.net)」(以下、リデザインクローゼット)が、銀座に期間限定ショップを出店した。営業期間は2018年8月末まで。
 リデザインクローゼットは、有名アパレルブランドのOEMを手掛けるホープインターナショナルワークスの初となるBtoC事業として、2016年に大阪・堀江にオープン。工業用ミシンと種類が豊富な糸をそろえ、デザイナーやテーラー出身のスタッフがお直しに加えて洋服のリデザインを提案する「次世代の洋服お直し屋」を打ち出している。大阪堀江店では「パンとエスプレッソと」のパンを販売するカフェを併設。お直しの作業をコーヒーやパンと共にライブ感覚で見ることができる点も、従来のお直し屋にはない特徴の一つだ。口コミ人気で広まり、東京への出店を希望する声が挙がっていたことから進出を決めたという。
 銀座店は、松屋銀座の向かいにある「ヴァン クリーフ & アーペル(Van Cleef & Arpels)」の建物の地下1階にあるシェアリングマーケットスペース「スタンド ギンザ ハチジュウ(STAND GINZA 80)」内にオープン。カフェは併設されていないが、最先端の設備とアンティークの工業用ミシンを備えているほかセレクト雑貨の販売など、大阪堀江店と同様のサービスを提供している。価格はジャケットの袖丈詰めが3,000円〜、スカートのウエスト巾詰めが3,500円〜、裾上げが700円〜。仕様により金額が変動するため、ネットを介した金額相談も受け付ける。また、同スペースに出店する服飾学校の学生に工業用ミシンを貸し出し、「シェア」という銀座店ならではのコンセプトで運営している。現在は期間限定店として展開しているが、閉店する2018年8月末までに都内に常設店の出店を目指す。
 リデザインクローゼットでは、「ヴァンヂャケット」といった現在は流通していない貴重なアイテムなど思い入れのある服を依頼する人が多いという。同社の高村三礼代表は、近年のビンテージ熱が高まっている背景もあり、お直し市場について潜在ニーズがあると捉える。「お直し屋という職業はカッコいいと思う。新しいコンセプトを打ち出すことで業界全体を活性化させて、若い人に憧れられるようになれたら」。
 同社の売上高は2017年5月末で21億4,613万円。「小売業を通じて、OEMを展開する私たちの技術を知ってもらえるというメリットもある」とリデザインクローゼット事業の展開に意欲的で、将来的に10〜20億円の規模に成長させたい考えだ。