長崎がJリーグ参戦5年目でJ1昇格! 讃岐を3-1で破り2位確定、九州4クラブ目の悲願達成

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一時同点とされるも終盤に底力 2万人を超える大観衆も歓喜

 V・ファーレン長崎がJリーグ加盟5シーズン目で、九州で4クラブ目となるJ1昇格を決めた。

 11日に行われたJ2第41節カマタマーレ讃岐戦で3-1と勝利。1試合を残して自動昇格となる2位を確定した。

 ナイターでの試合前に2位を争うアビスパ福岡が松本山雅FCと1-1ドロー、名古屋グランパスがジェフユナイテッド千葉に0-3で敗れたことで、長崎は勝利すれば2位を確定できる状況となった。今季ホーム最終戦ということもあり、トランスコスモススタジアム長崎は熱気に包まれた。

 対戦相手の讃岐もJ2残留がかかっているということもあって、試合序盤から激しい球際の競り合いが続出する戦いとなった。その状況でスタジアムに歓喜が訪れたのは前半27分のことだった。MF島田譲の虚を突いたスルーパスに右サイドバックのDF飯尾竜太朗が抜け出すと、敵陣深い位置からクロスを送る。得点源のスペイン人FWファンマがニアでつぶれると、フリーとなったDF乾大知が体に当ててゴールに押し込み、喉から手が出るほど欲しかった先制点をゲット。1-0で前半を折り返した。

 後半に入ると7分にファンマのシュートが右ポストを叩き、追加点のチャンスを逃す。逆に同15分に右サイドからクロスを上げられるとFW木島徹也にスライディングで流し込まれ、1-1の同点とされた。

 しかしこの状況で長崎が底力を見せた。同27分、右サイドに流れたファンマのクロスをDF中村慶太と相手DFが競り合ってこぼれた球をMF前田悠佑が右足で蹴り込む。シュートはゴール右隅へと突き刺さり、勝ち越しに成功する値千金のゴールが生まれると、長崎イレブンはベンチメンバーを含めて歓喜に沸いた。

勢いに乗る長崎は、同37分に再びサポーターを沸かせる。途中出場のMF碓井鉄平の右サイドからのクロスに対してMF翁長聖がゴールへと押し込み、決定的な3点目を奪い勝負あり。このリードを最後まで保った長崎が、J1昇格を手にした。会場に詰めかけた2万2407人もの大観衆も、昇格の瞬間に大歓声を挙げた。

 2013年にJリーグに加盟した長崎は、今年3月に「ジャパネットホールディングス」の支援が決まって以降、常に上位争いを繰り広げ、特に第30節・京都サンガF.C.戦以降は9勝3分と猛スパート。高木琢也監督の下で勝ち点を積み上げた。長崎県全体からのバックアップを受けて悲願を成し遂げたクラブは、勇躍2018シーズンのJ1へと挑む。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images