[Gear Maniax #051] 1000円台で買える小型LED LENSERはカバンのお供に最適!

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今回ご紹介するのは、LEDLENSER P3。新しくなったLEDLENSER Pシリーズの1本です。P3という名称のモデルは、充電バージョンを除いても末尾のアルファベット違いで数種類あります。新しいP3は500882という型式になっています。

単四電池を1本使用する、小さなライト。一般的な「普通の電池」を使用するサイズの中では最小のクラスになります。ポケットに転がしておいても全く負担がない軽さ。

カタログでは旧P3からのモデルチェンジということになっていますが、"P3AFS"と比較するとほぼ完全に同一。ロゴマーク以外の違いは正直「????」という感じです。

というか、レンズ内にP3 AFSと書いてあるのを発見しました。おそらくロゴマークの統一や、国際規格への表記対応など、内部事情による型式変更なのかもしれません。

そこで今回は、旧モデルとの比較ではなく、一般的な単4LEDライトとの比較でご紹介します。マニアの皆さんにはすぐにバレてしまうかと思いますので、名前を出して紹介しましょう。JETBEAM SE-A01との比較です。

▲JETBEAM「SE-A01」

SE-A01は3モード・最大130ルーメンの明るさを誇るモデル。使い勝手も質感も良く、とりたてて欠点のない優等生。はたして25ルーメンオンリーのP3が対抗できるのか? まあ、ご覧ください。

まずは手元の照射。SE-A01のMIDは、33ルーメン。実際それくらいの明るさに感じます。

▼JETBEAM「SE-A01」

ワイドな配光は見やすく、広く周辺光も発生します。手元照射にも有効な光ですが、距離が取れない場合、本や地図のように対象の面積が広い場合には中心光が明るすぎて過剰に感じます。

続いてLEDLENSER P3、ワイド状態

▼LEDLENSER「P3」

いかがでしょうか、なんとなくP3の方が明るく感じませんか? 中心光はないものの、周辺部分同士の比較では明るく、また均一さもあり、見やすく感じるのではないかと思います。

今度は5mレンジでの比較です。SE-A01、MAX130ルーメン。

▼JETBEAM「SE-A01」

JETBEAMは最近の単4ライトにはTIRレンズを使用してきます。リフレクターモデルに似た配光ですが、よりワイドで使い易いオプティクス。そのぶん遠距離は苦手ですが、パワーでカバーできるため5mの距離では不満なく使えます。

▼「P3」25ルーメン、スポット状態

さすがに周辺光を含めれば圧倒的に差があります。しかし、5m先の文字を読むような場合であれば、全く引けを取らず、むしろ中心の照度では上回ります。

このように、明るさの切り替えではなく、レンズによる切り替えで用途に対応できるのがLEDLESNER P3です。単四1本とはいえ侮れない性能は前作から健在。

このようなフォグの中の照射でも、無駄な乱反射を起こさず見やすいのもレンズ式の特徴。ワイド系リフタイプのライトは、こうした霧の中をもっとも苦手とします。

もちろん、弱点もあります。まずひとつはこのヘッドの差。

ズーム式レンズの保持はどうしても有効開口径が小さくなりがちで、ヘッドの直径は一回り大きなサイズになってしまいます。

もうひとつは、レンズを「操作しなければならない」こと。アドバンスフォーカスの操作は片手、指先で調節できるほど滑らかでスムーズです。

しかし、SE-A01のようなリフレクターモデルでは、中心光と周辺光が同時に発生します。遠距離・近距離それぞれで「スペシャル」な使い勝手ではありませんが、汎用性が高く、多少のことに目をつむれば切り替えの必要なくそのまま使えます。

また、ヘッドが可動することで防水性も若干変わってきます。P3はあらゆる方向からの水滴を防御できるIPX4。SE-A01は完全に水に沈めることができるIPX8。IP規格(防塵防水規格)は、必ずしも数字が大きい方が優れているわけではないのですが、4と8では概ね8の方が上とみていいかと思います(ただし、防水性はメンテナンス状態にも強く影響されます)。

ただ、単四電池を1本使用する、キーライトクラスにそこまでシビアなものを求めるのはかえって不合理かと思います。コンパクトで十分明るく、ちょっとギミックも搭載。「これLEDLENSERなんだぜ」といえば、「あ、知ってる!」と一般の方に言ってもらえるギリギリのブランドでもあります(笑)。普段のポケットのお供には、むしろ最適かな。

クリップとポーチ、ストラップが付属し、最初からキーチェインが付いています。こんなに小さいんだから、ポケットに放り込むかキーホルダーにつけておけばいいとも思いますけどね。とってもお得感のあるモデル。

目新しさは薄いモデルですが、この良さは普遍的。まだお持ちでない方は検討してみてください。(アカリセンター価格:1879円)

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(文・写真/アカリセンター・HATTA)

通販サイト・アカリセンターで懐中電灯の専門販売員をしておりますHATTAと申します。世界中の懐中電灯やギア物をお客様に紹介しております。ブログも絶賛更新中!
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