高山市内、弥生橋より宮川を望む(Bernard Gagnonさん撮影、Wikimedia Commonsより)

2017年11月3日、岐阜県高山市出身の作家・米澤穂信さんの小説を原作とした映画「氷菓(ひょうか)」が、全国公開された。

映画公開にタイミングを合わせ、高山市制作の「飛騨高山×氷菓 舞台探訪マップ」が、JR高山駅前の観光案内所、東海地方の映画館などで配布され、話題となっている。

「氷菓の中で出てくる喫茶店......にようやく」

映画は、主人公の男子高校生「折木奉太郎(おれきほうたろう)」が、好奇心旺盛な同級生「千反田(ちたんだ)える」らと、高校生活に潜む謎に迫る青春ミステリーだ。俳優の山崎賢人さんが「奉太郎」、広瀬アリスさんが「える」を演じている。

高山市が配布するマップはA4サイズで、映画のロケ地となった宮川河川敷や市図書館「煥章館(かんしょうかん)」など、市内5カ所を映画のシーンの写真を添えて紹介している。


高山市図書館「煥章館」(Asturio Cantabrioさん撮影、Wikimedia Commonsより)

「氷菓」は2012年にテレビアニメ化されており、聖地・高山には10代・20代の若いファンが多数訪れた。今回の実写版公開も、新たな観光客の訪問につながるはずと、地元の期待は大きいようだ。高山市公式観光サイトでも詳しく紹介されている。

ツイッターにも、さまざまな声が寄せられている。

「氷菓の中で出てくる喫茶店のモデルとなった喫茶店にようやく行くことができました!」「......聖地バグパイプさんにて。例の席でレアチーズケーキと定番のウィンナココアを」などといった報告が届いている。やはり「喫茶バグパイプ」は人気スポットだ。

「また行きたいな」という願望を告白する人も......。高山市に隣接する飛騨市は、あのヒット作「君の名は。」の聖地として名高い。飛騨・高山、「君の名は。」「氷菓」は、聖地巡礼ルートとして定着しつつあるようだ。

なお高山市にも、飛騨市と同様、映画館がない。全国公開されている映画「氷菓」を市民に観賞してもらうため、11月23日、上映会が開催される。場所は、高山市千島町の飛騨世界生活文化センター飛騨芸術堂だ。観覧希望者は17日まで募集している。