自動昇格目指す福岡がパウリーニョの芸術弾に沈み痛恨ドロー…3位浮上も長崎勝利で昇格POへ《J2》

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▽11日に明治安田生命J2リーグ第41節のアビスパ福岡vs松本山雅FCがレベルファイブスタジアムで行われ、1-1のドローに終わった。

▽自動昇格圏の2位に位置するV・ファーレン長崎に勝ち点2差の4位・福岡(勝ち点72)が、昇格プレーオフ圏内の5位に位置する松本(勝ち点65)を迎えた一戦。福岡にとっては最終節まで望みを繋ぐうえでも負けられない戦いとなった。

▽しかし余は入りを見せたのは松本で、2分に相手陣内でこぼれ球を拾った武井がやや距離のある位置から左足で狙う。ドライブ回転がかかったシュートは惜しくもクロスバーを叩くが、その後も松本が前線の高崎にボールを集めて福岡を押し込んでいく。

▽対する福岡も前線に入るウェリントンをターゲットマンとして深さを作り出して攻めていくが、ファイナルサードでの崩しが乏しくフィニッシュまで持ち込めない。23分にはようやく中盤でフリーとなった山瀬がミドルレンジから右足を振り抜くが、このシュートは枠に飛ばなかった。

▽ハーフタイムにかけてはウェリントンの高さと仲川のスピードを活かした攻撃を見せる福岡が主導権を握る。37分には右サイドの駒野が入れたクロスにウェリントンが囲まれながらも頭で合わせたが、ボールはゴールマウスの左へと流れていった。

▽しかし42分、福岡は左サイドの亀川が深い位置まで攻め込んでクロスを入れると、ボックス内の山瀬がこれに合わせる。下がりながらも左足を振り抜くと、GK鈴木の手を弾いてボールはネットに収まり、福岡が欲しかった先制点を奪いきった。

▽そのまま福岡がリードして試合を折り返すと、後半は追いかける松本が前に出る。46分にはボックス右でボールを受けた高崎が強引にシュートを放つと、55分にはパウリーニョがボックス手前右の位置で右足からコントロールシュートを狙うなどチャンスを作り出す。

▽押し込まれる福岡も56分ごろから高い位置でのプレスを仕掛けるようになり主導権を握り返すと、59分にはウェリントンのヒールパスからボールを受けた仲川がドリブルを仕掛けて最後はボックス手前中央から左足で狙うが、ここは相手のブロックに阻まれた。

▽終盤にかけては両監督共に交代カードを切って主導権を奪い合う。しかし追いかける立場の松本は福岡のプレッシングに手を焼き、相手陣内に攻め込めない。75分には左サイドの亀川が入れたクロスにウェリントンがゴールマウス急襲のヘディングシュートを放つなど、福岡の方がシュートシーンを多く作り出していった。

▽しかし84分、松本が久しぶりに攻め込んでいくと、ボックス手前でボールを受けた武井が横に流したボールをセルジーニョがヒールで落とす。最後はパウリーニョが右足で放ったコントロールシュートがゴールマウス右隅に収まり、松本が試合を振り出しへと戻した。

▽負けられない福岡は攻めようとする姿勢は見られるも、冷静さを欠いてからか単調な攻撃となる。後半アディショナルタイム2分にはエウレーがボックス手前から狙っていくが、ボールは枠外へ。試合終盤には左サイドからのクロスにウェリントンが飛び込むが、わずかに枠を捉えきれず。

▽試合はそのまま終了を迎え、ドロー決着。福岡は、同時刻に行われていた試合で名古屋が敗れたため3位に浮上するも、ナイトゲームで長崎が勝利した時点で自動昇格が決定する。