「TVで見て分かっていたけど…」 日本代表最年少MFも驚愕、ブラジル代表の衝撃

写真拡大

トップ下で後半41分までプレーした井手口、代表デビュー戦から6戦連続出場

 バヒド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表は、10日にフランスのリールで行われた国際親善試合ブラジル戦で1-3と敗れた。

 トップ下で先発出場を果たした現代表最年少の21歳MF井手口陽介は後半41分までプレー。サッカー王国ブラジルとの差を感じたと明かしている。

 ハリルホジッチ監督はJ1ガンバ大阪に所属する井手口について「これから伸びていくと思う」と評し、ブラジル戦でも抜擢。6月7日の国際親善試合シリア戦(1-1)で途中出場ながらA代表デビューを飾ると、ワールドカップ(W杯)アジア最終予選も含めて、6試合連続出場となった。

 ブラジル戦では相手のMFカゼミーロ(レアル・マドリード)を見る役割を担ったが、「個人としても、組織としてもレベルの差を感じた」という。前半10分にPKでネイマールに先制点を決められると、DFマルセロ(レアル・マドリード)、FWガブリエル・ジェズス(マンチェスター・シティ)に追加点を奪われ、前半だけで0-3と大勢が決した。それでも後半17分、井手口の左CKからDF槙野智章(浦和レッズ)が相手DFジェメルソン(モナコ)に競り勝ち、ヘディングでゴール。一矢報いたものの、1-3で敗れた。

 サッカー王国との一戦で1アシストをマークした井手口だが、「そのへんに蹴ればいいかなと思って。狙ったわけではないです」と明かした一方、自身の課題を次のように語っている。

“世界最高水準”に衝撃

「行くところと行かないところがはっきりできていないシーンもあって、そこで簡単に剥がされてしまった」

 前線からハイプレッシャーをかけ、ボール奪取を狙っていた日本だが、連動したプレスが上手く機能せず、度々突破される場面が目についた。ピッチに立った井手口も「あんまり手応えはなかった」と告白し、何より衝撃を受けたのがブラジルのスピード感だったという。

「テレビで見ても分かっていたけど、生でやって、もっと早いなと」

 肌身で“世界最高水準”を感じ取った日本代表最年少MFは、この経験を糧に日本サッカー史に残る偉大な選手へと変貌を遂げられるだろうか。

【了】

大木 勇(Football ZONE web編集部)●文 text by Isamu Oki

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images