17-18フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第4戦、NHK杯の女子シングル・ショートプログラム(SP)の結果を聞いて喜ぶエフゲニア・メドベデワ(左、2017年11月10日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】17-18フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第4戦、NHK杯(NHK Trophy 2017)は10日、大阪市で開幕し、女子シングル・ショートプログラム(SP)はロシアのエフゲニア・メドベデワ(Evgenia Medvedeva)がファンを魅了する優雅な演技で首位発進した。一方、男子シングルではソチ冬季五輪覇者の羽生結弦(Yuzuru Hanyu)がけがで欠場した。

 世界選手権(ISU World Figure Skating Championships)で通算2度の優勝を誇るメドベデワは、フレデリック・ショパン(Frederic Chopin)の『ノクターン第20番(Nocturne in E flat major)』に乗せた情感豊かな演技に加え、技術面でもライバル勢を圧倒して79.99点を記録した。

 現在17歳のメドベデワは、自身いわく「相対的に穏やさ」を保つことができたというプログラムでスピンとステップをスムーズにこなすと、3回転フリップと3回転トーループの連続ジャンプ、3回転ループ、そしてダブルアクセルを成功させた。

 2シーズンのブランクを経て昨季から競技に復帰した元世界女王のカロリーナ・コストナー(Carolina Kostner、イタリア)が首位と5.42点差の74.57点で2位に続き、ロシアのポリーナ・ツルスカヤ(Polina Tsurskaya)が70.04点で3位につけた。

 そのほかでは本郷理華(Rika Hongo)が65.83点で4位、米国の長洲未来(Mirai Nagasu)が65.17点で5位、宮原知子(Satoko Miyahara)が65.05点で6位、白岩優奈(Yuna Shiraiwa)が57.34点で8位につけている。

 一方、羽生の欠場でファンもスケーターも一様に落胆するなかで行われた男子SPでは、ロシアのベテラン選手セルゲイ・ボロノフ(Sergei Voronov)が高さのあるダイナミックなジャンプとスピンで90.06点を稼ぎ首位に立った。イスラエルのアレクセイ・ビシェンコ(Alexei Bychenko)が85.52点で2位、ジェイソン・ブラウン(Jason Brown、米国)が85.36点で3位に続いた。

 NHK杯では昨季2連覇を達成した羽生は、9日の公式練習で高難度の4回転ルッツに挑んだ際に転倒し、右足首をひねって靱帯(じんたい)を損傷。滑走も歩行も支えなしで可能だったものの足を引きずっており、数分後にはリンクに戻って練習を再開したが、ジャンプを跳ぶことはなかった。

 五輪連覇を目指す2018年平昌冬季五輪まで約3か月に迫る中でアクシデントに見舞われ、最終的に今大会の出場を断念した22歳の羽生は、現在は治療に専念して12月の全日本フィギュアスケート選手権(Japan Figure Skating Championships 2017)に備え、万全な状態で五輪に臨むことについては何の不安もないとして、「今は治療に専念して、全日本選手権に向けて頑張ります」とコメントした。

 日本勢では友野一希(Kazuki Tomono)が79.88点で6位、佐藤洸彬(Hiroaki Sato)が75.95点で10位につけている。
【翻訳編集】AFPBB News