1本目こそ決められたが、2本目のPKは止めた川島永嗣。それ以外の失点もノーチャンスだったのだが……。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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[親善試合]日本1-3ブラジル/11月10日/リール(フランス)

 アジアで戦った相手とはまるで違った。
 
 フランスに乗り込んでの欧州遠征初戦。サッカー大国・ブラジルと真っ向からぶつかり、チームの現在地を知るには最高の場だったが、開始10分でVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の判定からPKを献上。これをネイマールに決められて日本代表は意気消沈すると、前半だけで3失点を喫した。後半に巻き返したとはいえ、1-3というスコア以上に力の差を見せつけられる格好となった。
 
 試合後、川島永嗣は戦いを振り返り、「1点目が一番大事だったと思う。今日も先に失点をしないようにと話していたのですが、ビデオ判定でPKを取られてしまった。なので、判断するのはすごく難しい部分がありますけど、1失点目がその後に響いてしまったので、そこを自分たちがどう改善していくかが大事」と話した。
 
 そして、川島はブラジルと実際に戦ってあることを感じたという。それはいつもならできるはずのプレーができなかった点だ。
「球際とかで自分たちが普通なら余裕を持っているところで、今日は余裕を持ってないシーンが多かった。失点のシーンもそうだった。自分たちが失ってはいけないところで、ボールを失い、簡単なミスから危ない場面につながることが多かった」(川島)
 
 だからこそ、経験豊富な守護神は自信を持って戦うメンタリティが大事だと説く。
「自分たちはもっと勇気を持ってやらないといけないし、ミスを恐れてやってしまえばすぐに失点につながってしまう。それは技術の問題ではないと思うし、自分たちがもっと自信を持って戦わないといけない。今日はブラジルが相手で失うものはなかったと思うけど、そういうことは言っていられない」
 
 14日に戦うベルギーも世界屈指の強豪国。プレミアリーグで活躍をするルカク(マンチェスター・ユナイテッド)やデ・ブルイネ(マンチェスター・シティ)など、数多くのタレントを揃える難敵だ。

「自分たち自身がもっとやれるんだという気持ちを出していかないといけない」
 まずは臆せず戦うこと――。川島が指摘したブラジル戦の教訓。日本代表はベルギー戦で生かせるのだろうか。

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