FWネイマールと激しくマッチアップしたDF酒井宏樹

写真拡大

[11.10 国際親善試合 日本1-3ブラジル リール]

 71分間の壮絶なマッチアップだった。日本代表DF酒井宏樹(マルセイユ)は、対峙するFWネイマールに一歩も引かず、激しいデュエルを繰り広げた。

「前半から(ネイマールが)やりづらいようにはやった。1対1での彼の癖は少なからず見ている」。同じリーグ1でプレーするブラジルのエース。ネイマールの個人技に翻弄される場面も、数的優位をつくられて止めようがない場面もあったが、後半26分にネイマールが交代するまで奮闘を続けた。

 後半11分、両者がもつれ合って転倒した場面ではネイマールが酒井宏の頭を殴ったとして、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によりネイマールが警告を受け、同22分にはネイマールの突破をファウルで止めた酒井宏にイエローカードが示された。

「マルセロとかジェズスが絡んでくると狙えなかった。個で負けている分、連係でカバーしないといけない」。チームとして反省しながらも、ネイマールとの個人の1対1に関しては「ポジティブだった」という手応えもあった。

 後半は日本の時間帯もあり、ブラジルから11年ぶりとなる得点を奪ったが、相手は次々と選手交代を行い、プレーも流し気味になった。「悔しいですね。何が悔しいって、後半は(日本が)よく見えたかもしれないけど、(ブラジルは)モチベーションが下がっていたし、親善試合でケガしないようにやっているのも見えた」。そう率直に認めた右サイドバックは、手も足も出ずに3失点した前半を振り返り、「最低限、後半のプレーをベースにしないと、前半のようになる」と悔やんだ。

(取材・文 西山紘平)


●2018W杯ロシア大会特集ページ