オーストラリアのデイドリーム島から北東約200キロにある、不思議なブルーホール。その場所は知られていたが、これまで内部に潜った者はいなかった。

海洋生物学者が初めて探検

このブルーホールに、Johnny Gaskellというオーストラリアの海洋生物学者が10月30日に初めて潜り、その第1報をInstagramに投稿した。

Yesterday’s Blue Hole mission in the Great Barrier Reef. This Blue Hole has previously been explored and documented by geologists who suggested it could be even older than the famous Great Blue Hole, in Belize. It’s location is in one of the least explored parts Great Barrier Reef, over 200km from our home @daydreamislandresort . To get there we had to travel overnight for 10 hours and time the tides perfectly… Was well worth it! Inside the walls was similar to the site we explored a few weeks back, but this hole was deeper and almost perfectly circular. We dived down to just over 20m yesterday, before hitting bare sediment, that slowly sloped towards the centre. Again it was great to see big healthy coral colonies. Stay tuned for video footage of the coral within…

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グレートバリアリーフの未調査海域

Gaskellさんの投稿によると、このブルーホールはオーストラリア北東に広がる世界最大のサンゴ礁地帯「グレートバリアリーフ」の中にあり、周辺海域はほとんど調査がされていない場所であるとのこと。

「そこに着くまでに、船で夜通し10時間かかった」と書かれている。

ブルーホールは、もともと陸地にあった洞窟が海面上昇によって水没したものだ。形成されたのは氷河期と考えられており、当時の海面水位は現在より100〜120メートル低かった。水没後、洞窟の天井にあたる部分が崩れ落ちて丸い穴になる。

カリブ海ベリーズサンゴ礁保護区にある「グレート・ブルーホール」は世界遺産となっていて有名だが、今回探検されたオーストラリアのブルーホールはそれよりも古いものらしい。

正常なサンゴが生き残っていた

Gaskellさんのダイビングチームが潜ったところ、ブルーホールの深さは20メートル。中には白化していない正常なサンゴが群生していたとのことだ。

グレートバリアリーフでは、現在、世界最大規模のサンゴの白化現象が進んでおり、サンゴ死滅の危機が問題になっている。

「健康なサンゴの大群を見れたのはとても嬉しいことだ」と、Gaskellさんは投稿を結んでいる。

現在のところ、これ以上の詳細は報告されていないが、ダイビングチームが撮影したビデオが近日中に公開される予定になっている。