青海省気象科学研究所によると、同省ツァイダム盆地最大の湖であるハル湖の面積が、過去52年でほぼ最大になった。10月には同省で最も大きい青海湖の面積が過去17年で最大になったと伝えられていた。写真は青海湖。

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新華社は9日、青海省気象科学研究所による情報として、同省ツァイダム盆地最大の湖であるハル湖の面積が、過去52年でほぼ最大になったと伝えた。10月には、同省で最も大きい青海湖の面積が過去17年で最大になったと伝えられていた。

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ハル湖の面積は現在、625.06平方メートルで前年同時期に比べて14.43平方キロメートル拡大した。過去52年でほぼ最大という。ハル湖は塩湖で、日本の琵琶湖の670.4平方キロメートルよりやや小ぶり。中国北部で生態体系が最もよく残っている湖とされる。

ハル湖周辺は5月に雨の多い時期を迎えるが、気象の専門家によると6月から9月にかけての降水量が平年の1.2倍から1.9倍に達したことが湖の面積拡大に結びついた。

一方、10月13日付の中国新聞社によると、同省最大の青海湖も同時点で面積が前年比46.56平方キロメートル増の4497.01平方キロメートルと、2001年にリモートセンシングによる観測を始めて以来で最大となった。やはり、5月からの周辺における降水量が多かったためとみられている。

中国ではこのところ、内陸部にある湖の面積縮小が問題になっていた。2017年にハル湖や青海湖の面積が拡大したことについて専門家は、鳥類を含めて周辺の野生動植物の生態環境の改善や牧草類の発育にも極めて有利と評価している。

一方で、中国では例年のように大雨や干ばつなど「極端な気象」の多発が問題になっている。青海省における湖の面積拡大も、「例年とは大きく異なる気象条件がもたらした」ことを考えれば、手放しで喜ぶことはできないとも言える。(翻訳・編集/如月隼人)