ヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:Getty Images】

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 日本代表は現地時間10日、ブラジル代表との国際親善試合に臨み1-3で敗れた。

 前半10分、日本はビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)からPKを献上。早々にビハインドの展開となった。試合後の会見で、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は「VARで少しチームが乱れた」と述べ、2失点目についても「完全にフリーな状態でのクリアミス」と指摘した。

 前半はブラジルの力の差を見せつけられたが、「ハーフタイムで修正した」と指揮官。「改善点あるが満足している部分も。後半だけなら勝っている」と述べた。

「世界一のチームに敗戦しても負けるのは嫌だ」と話すハリルホジッチ監督だが、「現実的に考える必要もある」とも。後半は日本がアグレッシブなサッカーを展開。得点こそ槙野智章の1点にとどまったが、他にもチャンスを作り出していた。

「ボールを奪った後、フィニッシュまで行けたかなと思う場面があったが少し焦った。次回このような試合があればより冷静にできると思う。7ヶ月後のW杯に向けて成長しないといけない。より高いレベルで戦えるようにしたい」

 3点リードを奪ったブラジルは力を抑えて後半を戦っていたが、ハリルホジッチ監督はこう語る。

「ブラジルが世界一のプレーを見せなかったのには、日本の影響もある。選手を評価しないといけない。ポジションにしっかり入って、低い位置でブロックを作ってプレッシャーをかけていた。デュエルでも相手に近いところでできた。もちろん今日の試合は敗戦で喜んでいけないが、後半は良かったと選手に言える。このような試合から学んで進化しないといけない。現実的にブラジルは別格だ」

 後半の追い上げは評価できるが、前半で3点差がつき勝負がほぼ決したことも影響しているだろう。できれば90分間、「別格」のブラジルと手合わせしたかったはずだが、ハリルホジッチ監督の表情からは納得した様子もうかがえた。

(取材:植田路生、文・構成:編集部)

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