立ち上がりにPKで先制点を奪ったネイマール。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 国際親善試合の日本代表対ブラジル代表が11月10日、フランス・リールのピエール・モーロワで行なわれ、日本は1-3で敗れた。

【日本代表PHOTO】前半だけで3失点...後半に槙野が1点を返すもブラジルに完敗

 日本のスタメンは、GKが川島永嗣、DFは右から酒井宏樹、吉田麻也、槙野智章、長友佑都、中盤はアンカーに長谷部誠、インサイドハーフには山口蛍と井手口陽介が起用された。3トップは右から久保裕也、大迫勇也、原口元気の顔触れとなった。主将にはA代表100試合目となった長友が任命された。

 一方のブラジルは、フィリッペ・コウチーニョが外れたものの、ネイマール、ガブリエウ・ジェズス、カゼミーロ、マルセロといったメガクラブの主力クラスが名を連ねた。

 日本はキックオフ直後、高い位置からの連動したプレッシングで攻撃的な姿勢を見せるが、ブラジルの高い個人技の前にプレスを外され押し返されてしまう。

 そして10分、日本はVAR判定により、不運ともいえる失点を喫してしまう。レフェリーの笛によっていったんプレーが止められると、数プレー前に吉田がペナルティエリア内でファウルを犯したとしてPKをとられてしまう。これをネイマールに決められて先制を許すこととなった。

 さらに16分、日本は再びエリア内でのファウルをとられ、ブラジルにPKを与えてしまう。だが、このピンチに守護神の川島が立ちはだかる。ネイマールのゴール左へのシュートを読み切り、右手で弾き出して難を逃れた。

 しかし、その直後のCKから、こぼれ球に反応したマルセロに豪快なミドルシュートを叩き込まれ、2点目を許してしまう。日本は立ち上がりで2点のビハインドを負う展開となった。

 28分、日本は吉田の直接FKがクロスバーを叩く。その流れから、右サイドを久保が敵陣深くへ切り込み、鋭いグラウンダーのクロスを入れるが、中央の大迫には合わない。

 すると36分、ブラジルはカウンターから素早い展開で日本を押し込むと、最後は右SBのダニーロからのクロスをG・ジェズスが押し込み追加点。ブラジルが3-0とリードを広げる。

 日本は終盤、大迫にボールを集めて打開を図るが、ブラジルも付け入る隙を与えない。結局、前半はブラジルが3点をリードして終了した。

 日本は後半、久保に代えて浅野拓磨を投入してスタート。後半立ち上がりには、代わった浅野が積極的にシュートを放つなど、攻撃的な姿勢を打ち出していく。

 54分、日本は原口がドリブルでペナルティエリア内にカットイン。相手DFに倒されるが、これは原口のシミュレーションをとられ、警告となってしまう。

 逆に57分、ブラジルはVARにより、ネイマールが酒井宏との競り合いの際に、酒井宏の頭を叩いたとして警告を与えられる。

 そして63分、日本はCKから槙野がヘディングシュートを決めて、1点を返す。日本が3-1と2点差に迫る。

 日本は70分、長谷部に代えて森岡亮太、原口に代えて乾貴士を投入した。一方のブラジルは71分、ドウグラス・コスタを投入し、ネイマールをベンチに下げた。

 日本は徐々にパスワークにリズムが出てくるが、ブラジルも堅固なブロックを構築し、アタッキングサードを破らせない。

 80分、日本は大迫に代えて杉本健勇を投入する。さらに86分、井手口に代えて遠藤航を投入した。

 そして88分には、敵陣左サイドでセットプレーを得ると、乾のクロスに杉本が頭で合わせ、ゴールネットを揺らすが、オフサイドの判定。これには杉本も頭を抱えた。

 日本は終盤までアグレッシブな守備でボールを奪い、ゴールを目指したものの、ブラジルゴールを破り切れず、1-3で敗れた。

 日本は11月14日にベルギーと親善試合を行なう。