自宅でマンガ肉!? 塊肉を回しながら焼けるオーブンでパーティー料理を作ってみた

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パナソニックの「ロティサリーグリル&スモークNB-RDX100」は、“肉を回しながら焼く”というお店のような調理方法が可能な調理家電です。8月の発表時から気になって仕方なかったので、実際に借りて使ってみました。

とはいえ、一人暮らしの普段の食事で塊肉はさすがに焼きません。せっかくならいろいろな人に食べてほしいと考えていたところ、持ち寄り形式で友人の誕生日会をする予定が。そこで、ロティサリーグリル&スモークで作った料理を誕生日会という“ハレの日”に出してみることにしました。

 

■奥行きがあるので設置場所は要検討

本体は、外形寸法が幅405×奥行き416×高さ280mmという、トースター以上オーブンレンジ以下というサイズ感。奥行きがあるので、設置場所は選びそうです。

肉を360度回転させながら焼く「ロティ」だけでなく、「オーブン」「グリル」「燻製」機能も搭載しているので、1台で4役を果たしてくれます。

さらに、手動で温度やタイマーを調整できるだけでなく、8つのオートメニューも搭載しています。

今回は「ロティ」モードと「オーブン」モード、そして「くんせい」モードを試してみましたが、「トースト」モードもあり、一度に4枚焼けるので、普段はトースターとして活用しても良さそうです。

 

■焼き豚でロティサリーグリルを検証

塊肉を焼くといえばローストビーフを最初に思い浮かべたのですが、せっかくなら手間のかかりそうな焼き豚を作ってみることにしました。さすがに自宅で焼き豚は作ったことがないですし、冷めてもおいしいのでパーティーの手土産にも良さそうですよね。

付属のレシピブックを参考に材料を用意しました。

豚肩ロース(かたまり) 500g前後(厚さ5cm)砂糖50g

【漬け込みダレ】

しょうゆ 150ml酒 大さじ2みりん 大さじ1+1/3にんにく 1〜2片ねぎの青い部分 1本分生姜 15g

まずはビニール袋に豚肉と砂糖を入れ、肉に砂糖をもみ込んで、15分ほど放置します。

砂糖が溶けたら、皮を剥いて薄切りにしたにんにく、皮ごと薄切りにした生姜、3〜4cmに切ったねぎ入れます。続いて、あらかじめ混ぜておいた漬け込みダレをビニール袋に入れてもみ込んだら、空気を抜いて口を閉じ、涼しい場所で4時間ほど漬けましょう。漬けたままにすると焦げやすくなるので、4〜5時間後に漬け込みダレから肉を取り出します。1晩置くときは冷蔵庫に入れておけば構いません。

こちらが1晩漬けた豚肉です。表面の水気をしっかりキッチンペーパーで拭き取ったらロティかごにセットします。

続いて、ロティかごを載せた天板を庫内にセット。

あとは、オートメニューの「ロティ」で「焼き豚」、そして仕上がり「中」を選択して、「スタート」ボタンを押すだけです。

 

■塊肉がぐるぐる回る姿はエンタメ性抜群!

調理を開始すると、残り時間が表示されます。肉の重量によって変わるそうなのですが、今回は60分となっていました。

庫内上部には遠赤外線ヒーターと近赤外線ヒーターが配されており、遠赤外線で外をこんがり、近赤外線で中を温める仕組みです。肉がぐるぐると回る様子は、ひとりで見ていても思わず「おお!」と言いたくなります。

表面の脂が鉄板に落ちるとジュウジュウと音を立てて、その音を聞くだけでもテンションが上がる! ついつい焼ける様子を眺めたり、動画を撮ったりしてしまうので、これは家族や友人と一緒に使うのがおすすめ。心底ひとりで作っているのを後悔しました。

使ってみて驚いたのが、焼いている最中にほとんど煙が出ないことです。庫内の煙をファンで触媒フィルターへ誘導し、減煙・減臭された気体を外部に排出しているのだとか。匂いに関してはやはり多少はしていましたが、“炙り焼き”として考えるとかなりマシなのかもしれません。

焼きあがった焼き豚がこちら。こんがりとした焼き色がたまりません! タレが焦げた香ばしい香りも食欲をそそります。

 

■オートメニューでMサイズのピザも焼ける

パーティーといえばピザ。レシピブックにピザの作り方も出ているのですが、今回は冷蔵タイプのMサイズ(25cm)のピザを買ってきました。オーブントースターではこのサイズのピザは焼けないのでありがたいですね。

アルミホイルを敷いた天板にピザを載せ、庫内にセットしますあとは、オートメニューの「オーブン」モードで「ピザ」を選択し、仕上がりを「中」にしたら、「スタート」ボタンを押します。今回は12分と表示されました。

オーブンモードは短時間で温度が上がるようで、すぐにチーズが溶け始めて、おいしそうな香りがしてきます。ああ完成が待ち遠しい!

12分後、ついにピザが焼き上がりました。表面の生地とチーズがいい塩梅に焦げていて、見ているだけでお腹が空いてきます。

 

■「丸ごとピーマンの肉詰め」は見た目のインパクトで勝負

オーブンモードは手動で温度や時間を設定できます。多少冷めてもおいしいものにしようと思い、レシピブックに出ている「丸ごとピーマンに肉詰め」を作ることにしました。

豚ひき肉 500gたまねぎ(みじん切り) 1個ピーマン 12個(今回は小ぶりだったので15個使用)パン粉 1/4カップ牛乳 大さじ2しょうゆ 小さじ1みりん 小さじ1卵 1個粉ゼラチン 5g酒 小さじ1塩こしょう 少々

玉ねぎは耐熱容器に入れ、600Wのオーブンで約2分加熱し、粗熱を取ります。ピーマンはへたを切り落として、中のタネとワタを取りましょう。あと、パン粉は牛乳に浸しておきます。

ボウルにひき肉、醤油を入れて少し練り、残りの材料を加えてさらに練ります。練ったタネをピーマンに詰めて、アルミ箔を敷いた受け皿に並べます。あとは、オーブン・220℃で16〜18分焼けばOK。

表面にほんのり焼き色がついていますね。もし焼き色が薄いと感じたら、加熱を少し追加してもいいでしょう。

 

■自家製だからこそ燻し具合を調整できる「チーズの燻製」

燻製機能の使い方は簡単です。まずは付属品である燻製専用容器の中央のくぼみに市販の燻製用チップをセットします。

続いて、アルミホイルで専用網を包み、素材をその上に載せて、燻製専用容器の中に置き、アルミホイルでフタをします。

あとは、「くんせい」モードで低温か高温を選び、時間をセットして「スタート」ボタンを押します。今回はプロセスチーズの燻製を作ることにしました。レシピブックには「低温で20分」と書かれているのですが、少し控えめな燻製が食べたかったので、「低温で17分」にしてみます。

燻製中はほとんど匂いはせず、これはさすが「スモーク&ロースター けむらん亭」を出すパナソニックだと実感。私が持っているガスコンロ用の燻製鍋は加熱中にも結構な燻製臭が立ち込めるのですが、この程度なら問題なく使えます。

ただし、最後に注意したいのが、燻製後にアルミホイルのフタを開けるとき。このときだけは屋外に出たほうがいいかもしれません。ついつい部屋のなかで開けてしまい、部屋のなかが燻製の香りでいっぱいになってしまいました。

 

■完成した料理は参加者にも大好評

今回作った4品を持って、友人宅での誕生日会に参加したところ、どの料理も大好評。とくに、焼き豚に至っては「味の染み込み方も焼き加減も完璧すぎる!」と大絶賛されました。

私は焼きたてのときにも少し味見しており、焼きたては肉がジューシーで炙っている感がとても強かったです。さらに、冷めてからは肉に味がぎゅっと染みていて、いくらでもお酒や白ごはんが進む味に進化していました。

▲丸ごとピーマンの肉詰めは、肉汁が閉じ込められており、ケチャップとの相性もいい

▲チーズの燻製は少し軽めの燻製にしたので、白ワインやハイボールとの相性も良かった。ちなみにお腹がいっぱいになり、ピザは翌日の朝ごはんに。

「ロティサリーグリル&スモーク NB-RDX100」の値段は5万8000円前後で、発売は11月上旬。「トースター」として考えるとかなり高額ですが、「オーブン」として考えるなら適正価格かなと思います。しかも、ロティ機能が使えるという最大のメリットもありますからね。オーブンの買い替えを検討している人にとっては、かなり有力候補になるかも。

筆者が一番おすすめしたいのは、自宅に人を招く機会が多い人です。買ってきた総菜が多いホームパーティーであっても、インパクトの強い手作り料理ひとつがあるだけでテンションが変わりますし、焼いている様子をみんなで見てわくわくするという楽しみもあります。年末年始のパーティーシーズンは、親しい人たちと回る塊肉を眺めながら、わいわい盛り上がるのもアリかもしれません!

>> パナソニック「ロティサリーグリル&スモーク NB-RDX100」

 

(料理・文・写真/今西絢美)

いまにしあやみ/エディター、ライター

編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。