医療の進歩により、40代の出産も珍しくなくなった現代の日本。うれしい出産のあとは、定年後まで追いかけてくる教育資金が大いに気になります。「40代、これから出産予定です。教育費に老後資金、どう貯めていったらいい?」という読者からの質問に、ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんが答えてくれました。


老後資金Q&A「40代で出産。これからお金がいっぱいかかりますが、老後も心配です」

Q:これから出産予定の40代の夫婦です。子どものお金や老後資金はどう貯めたらいいですか?(福岡県・43歳)

A:定年と教育費のピークをよく考えて人生設計をしましょう

20〜30代で出産すると、教育資金を貯め、子育てが終わってもまだ50歳前後。そこから定年まで集中して老後資金を貯められます。
一方、40代で生んだ場合、教育費のピークは50代後半〜定年後。安定した収入がある現役のうちに、教育資金と老後資金を同時進行でできるだけ多く貯める必要があります。おすすめは、強制力のある学資保険や個人年金保険に加入したり、児童手当など公的助成を最大限に活用すること。

また、妻がパートに出たり、子どもが大学を出るまでは夫も継続雇用(退職後も希望に応じて働ける制度)を利用して働くなど、夫婦で協力して貯める体制も不可欠です。ライフプランをつくって、夫婦でよく話し合ってほしいですね。40代で子どもが生まれた夫婦が、老後資産を増やすポイント

【1】妻はパート、夫は継続雇用を
妻がパートなどで働いたり、夫も今から勤務先の継続雇用制度などを確認したりして、長く働ける体制づくりを。

【2】自治体の助成金を確認する
児童手当を全額貯めると、約200万円に。私立幼稚園の補助金制度など、自治体の助成を知って活用。

【3】退職金はすぐに使わない
学資に退職金をあてにするのは禁物です。退職金を使う場合は、なににいくら必要か計画を立ててからにしましょう。


畠中雅子さん【監修/畠中雅子さん】
ファイナンシャルプランナー。高齢期のお金を考える会を主宰。著書に『覚えておきたい!お金と節約の基本88』(扶桑社刊)など。
<取材・文/ESSE編集部>