2017年も早いもので11月となりました。年末年始をどうやって過ごそうか、とぼちぼち考え始めている頃でしょうか。たまには海外でゆっくり過ごしてみたいと思う方もいらっしゃるかもしれません。日本人のアウトバウンドは復調の兆しを見せています。JTB総合研究所によると、1月と12月に出国する日本人の数は3月や8月よりも少なくなる傾向がありますが、日本人出国者数は2014年から増えています。

 

背景には、海外旅行のほうが国内旅行よりも安いことが珍しくなくなったということがあります。筆者も1か月の中欧旅行を航空券込み、全日程シングルルーム利用で30万円以内に押さえたことがあります。アジアなら、その半分近くになることもあるので、思い切ってこのようなトレンドに乗ってしまうこともありでしょう。

 

そんな決断を後押しするために、今回は海外旅行の出費を抑えるための知恵をご紹介したいと思います。下記の3つのコツは海外旅行通の間では常識。これらを知っているのと知らないとでは心構えにも差が出てきます。

 

アドバイス1: 海外旅行が好きな人ほど、現地のSIMカードを利用すべし

旅行先でもインターネットをよく使うという人は、SIMフリーのスマホ、あるいはSIMフリーのモバイルルーターを持つとお得です。現地のプリペイドSIMを利用すると、わずか数百円でインターネットが使えたり、スマホなら安く通話したりすることも可能。

 

また、テザリング機能のあるスマホであれば、モバイルルーターのように使うこともできます。そのようなスマホも意外とお手頃で、日系メーカーのもので1万円台、モバイルルーターなら1万円以下で購入できるものもあります。

 

Wi-Fiルーターのレンタルは機内泊でも借りた日数分を支払う必要があり、基本料金や機器に対する保険、手数料などが加わると結局、高くついてしまいます。海外旅行好きはぜひ、SIMフリーのスマホやSIMフリーのモバイルルーターの購入を検討してみてください。

 

アドバイス2:クレジットカード付帯保険を利用して海外旅行保険を節約

数日の海外旅行でも旅行保険の加入は必須。海外で万が一の事態に直面した場合、それが医療関係となると莫大な金額を請求されるからです。搬送方法や重症度によっては数百万円から数千万円以上に及ぶことも珍しくありません。また、賠償金を支払わなければならない状況に陥ったり、盗難による被害に遭ったりすることも考えられます。

 

ここで、お持ちのクレジットカードには海外旅行傷害保険が付帯しているか、付帯しているならどれほどの補償があるのか確認してみましょう。多くのカードには保険サービスが付いています。付帯している場合、それが「自動付帯」なのか「利用付帯」なのかを確認してください。後者であれば、旅費の一部を対象のクレジットカードで支払わなければなりません。

 

また、複数のクレジットカードの傷害保険を合算することも可能。これを機会に旅行に最適なクレジットカードを利用して、海外旅行保険代金を浮かしましょう。

 

アドバイス3: 旅行前に海外キャッシングを利用可能にしておく

旅行先の現地通貨を手に入れる方法は多くありますが、その中で最もポピュラーなのが外貨両替。しかし、現金を差し出すだけで現地通貨が手に入るという手軽さがある一方、高額な手数料を取られることも少なくありません。マイナー通貨だと15%を超える手数料となることもあり、特に要注意です。

 

そこでおすすめなのが、クレジットカードの海外キャッシュサービス。現地のATMでいつでも現地通貨を引き出すことができ、外貨両替と比べて手数料が格段に安いのが特徴です。クレジットカードでの支払いと同様に30日後の返済、あるいは繰り上げ返済をきちんとすれば、「キャッシング」という言葉を恐れる必要はありません。

 

海外キャッシュサービスの金利は18%以内に設定されていますが、翌月返済であれば微々たるもの。数万円から10万円程度の現地通貨であれば、利息は数百円から1000円台に収まることがほとんどです。またATMは24時間利用可能なため、営業時間の心配もいりません。

以上、海外旅行をお得に楽しむためのコツを3つご紹介しました。海外在住の筆者はこれまで多くの旅行者と接してきましたが、これらを実践している人は意外と少ないです。浮かせた分はちょっと贅沢な観光や食事に回すこともできるので、やらなきゃ損。コツを押さえて、より良い旅の思い出を作ってください。