【日本代表プレビュー】現在地を測る本大会へ向けた大事なテスト

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▽日本代表は10日、国際親善試合でブラジル代表と対戦する。ロシア・ワールドカップまでの準備期間が8カ月となるなか、今回の欧州遠征ではブラジルに加え、ベルギー代表と対戦。日本代表の現在地を知る相手としては、最高峰の相手となる。

◆FIFAランキング2位の相手
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▽10月に発表されたFIFAランキングで2位。言わずもがな世界でもトップクラスのチームであるブラジル代表と相見える。

▽ブラジルにとっても、格下ではあるものの日本との対戦は貴重な機会だろう。日本を含めたアジアの国と本大会で対戦する確率は高く、違う大陸のサッカーを経験することは強豪国としても重要になる。日本は、相手をリスペクトしすぎず、本気で勝利を目指すサッカーをする必要がある。

◆3年前にシンガポールで対戦
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▽日本とブラジルは、2014年10月にシンガポールで対戦。当時は、ハビエル・アギーレ体制でブラジルに挑んだ。

▽母国でのワールドカップで衝撃の結末を迎えたブラジルだったが、日本を相手にFWネイマール(パリ・サンジェルマン)の4ゴールで快勝を収めた。

▽当時のブラジル戦に出場した日本代表のメンバーは、GK川島永嗣(メス)、DF酒井高徳(ハンブルガーSV)、MF森岡亮太(ベベレン)の3名のみ。招集メンバーでもGK西川周作(浦和レッズ)、DF長友佑都(インテル)を含めた4名となる。ほとんどの選手にとって、初のブラジル戦となるだけに、日本としては多くを感じとりたい一線となるだろう。

◆現在地を測るテストへ
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▽ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、前日会見にて「守備を完璧にやって、攻撃のところはリアリストになって、逃さないことをしっかりやらないといけない」とコメントした。

▽ブラジルの強力な攻撃陣に対しての守備、そして、そこから攻撃へどう転じるのか。ワールドカップ本大会で必要となる要素を、この試合で確認したいところだろう。アジア諸国との対戦では見えてこなかった穴、戦術や選手選考、必要な能力など、色々と見えてくるはずだ。

▽ただ、テストと言っても、多くのものを試す場ではないと考えられる。「我々のアイデンティティを伴ったサッカーをしたい。しっかり守備して、しっかり攻撃する」。このサッカーをピッチ内で表現できるメンバーが先発として名を連ね、途中交代で色々とオプションを試すのだろう。

★予想フォーメーション[4-3-3]
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GK:川島永嗣

DF:酒井宏樹、吉田麻也、槙野智章、長友佑都

MF:山口蛍、長谷部誠、井手口陽介

FW:久保裕也、大迫勇也、原口元気▽予想は難しい状況だが、現在主軸となっているメンバーを起用すると予想する。GKは川島永嗣、DFラインも10月シリーズのニュージーランド戦で起用されたDF酒井宏樹、DF吉田麻也、DF槙野智章、DF長友佑都が入ると見る。

▽また、中盤の構成も大きく変更はないと予想。復帰したMF長谷部誠、10月シリーズでも起用されたMF山口蛍、MF井手口陽介が先発するとみる。長谷部がアンカーに入り、山口、井手口がインサイドハーフに入る逆三角形の構成と予想する。

▽前線は1トップにFW大迫勇也、右にFW久保裕也、左にFW原口元気と予想。FW乾貴士が左サイドに入る可能性も考えられるが、ジョーカー的な存在として起用するには乾の方が適任と考え、先発を原口と予想する。

◆どこまで通用するのか
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▽10月はニュージーランド相手に勝利、ハイチ相手に何とかドローと、満足できる結果ではなかった日本。この2戦は格上との対戦となり、結果を出すのは簡単ではない。

▽「大きな野心を持ってトライしないといけない」とハリルホジッチ監督が語った通り、結果を残すのが難しい相手であっても、勝たなくてはいけない。ワールドカップで勝ち進むには、無くてはならない考え方だ。そして、どうやったら勝てるのかを学ぶことも、親善試合だから得るべきことだ。

▽今回の2試合は、結果もさることながら内容が重要となる。世界のトップレベルで戦えるかどうか、選手の能力、戦い方のチョイス、多くのことを知る必要がある。貴重な2連戦の初戦、ブラジル代表戦は10日の21時にキックオフ予定だ。