日本を訪れた中国人は口々に「日本のサービスは非常にすばらしい」と語る。確かに日本のサービスの質は世界的に見ても高い水準にあると思われるが、ではなぜ日本のサービスは質が高いのだろうか。(イメージ写真提供:写真AC)

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 日本を訪れた中国人は口々に「日本のサービスは非常にすばらしい」と語る。確かに日本のサービスの質は世界的に見ても高い水準にあると思われるが、ではなぜ日本のサービスは質が高いのだろうか。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、「日本のサービスの質が世界でも最先端にある理由」を考察する記事を掲載し、日本のサービスのすばらしさについて紹介している。

 まず記事は、日本を訪れたことのない中国人ですら日本のサービスの質が高いことをよく知っていると紹介、「中国では体験できないサービスの質について、訪日経験のない中国人は誇張していると思いがち」とする一方、実際には全くの誇張はないと指摘。日本のサービスは「非常に自然でありながら、心がこもっていて、わざとらしさがない」と絶賛し、これは日本社会の文明水準の高さと関係があるとしつつも、決してそれだけが理由ではないと論じた。

 続けて、日本の企業は新入社員に対して礼儀やマナーを教える時間が設けられ、細かい点までサービス精神を系統的に教育していることも、日本のサービス全体の質が高い要因の1つではないかと考察したうえで、日本の「出前」を例にサービスの質がいかに高いかを紹介している。

 たとえば、日本では注文の電話の時点から店の対応が非常に丁寧であり、配達も遅れていないにもかかわらず、配達員は料理を手渡す際に「すみません、お待たせいたしました」と口にすると紹介。さらに、玄関でひざまずき客とやり取りすることや、おつりを返すときにも非常に礼儀正しく、こうした何気ない1つ1つの対応に中国人は感動してしまうのだと論じた。

 日本人からすれば、何でもない対応でも中国人のなかには驚き、感動を覚える人もいるようだ。なぜなら、中国では日本のようなサービスは望めないからだ。店員は無愛想であるのが普通であり、おつりを返す際にも投げるように客に渡す。最近では従業員のサービスについて教育を行う中国企業もあり、サービス意識が向上してきてはいるが、日本のサービスと比較したらまだまだだ。経済が成長し、人々の生活が豊かになったことで、中国の人々は質の高いサービスを求めるようになっているが、中国で日本のようなサービスを受けられる日は訪れるのだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:写真AC)