寝ながら稼ぐ哲学

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働いた分だけお金になる、これはかねてより根強い労働感としてあるでしょう。これが重要なのは誰もが認めるところです。

生活のためだけのお金

しかしそうした働き方は、生活のためのお金、食うためのお金に限られています。ジェームス・スキナーによる『寝ながら稼ぐ121の方法』(KADOKAWA)では、そうした旧来の労働感を超える新しい働き方が記されています。著者は、目の前の対価を受け取るための労働を、ラットレースといいます。言葉は悪いですが、的確な指摘だといえるでしょう。著者は2000億円ものお金を動かして来たといいますから、一般人とは桁が違います。それでも、単純に労働の対価としての金銭の受取ではない、新しいお金の生み出す方法を提唱しています。

社会の仕組みを知る

本書で記されている内容は、同じことを真似してすぐにお金が入ってくるといった類のものではありません。ただ、これまでの価値観を転換させるに十分な内容が多く記されています。例えば「情報は無料な時代だからこそ情報を買う」といった教訓は、誰もが納得するのではないでしょうか。情報が膨大にあふれているからこそ、誰かのキュレーションサイトを参照にするように、より価値ある情報にお金を払うことによって、新たな視点が生まれることもあるでしょう。小さいことから発想を転換してゆく、そうしたヒントにあふれた本です。