オーガニックやベジタリアンなど、ヘルシーな食文化が発展していることで有名なメルボルン。私のヘルシーライフの出発点であり、誰もが健康になれるヒントをあちこちで見つけられる素敵な場所なんです。そして今、実際に住んでいて感じている、メルボルンで流行っているフードカルチャーや、ライフスタイルの最前線をお届けします!

V、VG、GF、DF、RSFとは?

N e w L o o k ___ N e w M o d e l ___ N e w M e n u 💙 #freshorganicgoods

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多くのカフェのメニューで目にするこれらの文字。Vはベジタリアン、VGはヴィーガン、GFはグルテンフリー、DFはデイリーフリー、RSFはリファインドシュガー(白砂糖)フリーを表しています。様々な食習慣に合わせたメニューが選べるようになっているんです。例えば、お気に入りのオーガニックカフェ<Fresh Orgarnic Goods(フレッシュ・オーガニック・グッズ)>のメニューはこちら。スーパーフードの効果などもわかりやすく書いてあって便利です。

Newに込められた意味は?

「New」という表記もカフェやレシピ本でよく見ます。これは新しく研究でわかった食の知識という意味のほか、現代だからこそできる洗練されたオーガニックフードの新しいあり方が提案されています。

人気のヘルシーキーワード!

オーガニックな食生活が定着しているメルボルンでは、ナリッシュ(Nourish)、リアルフード(Real Food)、ファミリー(Family)、グロー(Glow)といった、食に対するさらに深い考え方がカフェやレシピ本を通して一般の人にも広まっています。

ナリッシュ=自分で自分の体をケアするベーシックな食事

様々な栄養士の意見やダイエット法がありますが、まずは自分の体と向き合い、健康的な食事で自分の体のケアをすることはとても大切です。自分の体を一番知ることができるのは自分自身、何を食べるかを選ぶのも自分次第。健康的な食の知識を身につけ、それをもとにした食事を続けることは、短期的なダイエットを色々試すよりもずっと体にやさしいです。

リアルフード=体が喜ぶ本物の食事

忙しい毎日の中では、食事に対して安くて便利で早いことを求めがち。そんな中、食事の大切さを見直し、旬の食材やローカルな食材を選んで時間を作って料理をすることや、一から丁寧に作られたクオリティの高いフードを食べることで、体は健康になれます。

ファミリー=家族のための愛情のこもった食事

家族の健康のために作る食事は、愛情がこもっていて美味しい。もちろん毎日豪華なものは出せないけれど、新鮮な材料にこだわって、栄養のあるものや家族が育った土地で代々食べてきたような食事は健康になれるだけでなく心を満たしてくれます。

グロー=体と心が輝くような健康な食事

スーパーフードに限らず、栄養のある野菜やフルーツなどを食べて、体が良い方向に変わることを感じることができたら理想的。美しい肌や、便通改善のための食事を意識した際、揚げ物を選ぶ人は少ないかと思います。グローな食事で良い結果が得られている人は、自然と笑顔で輝いています。私も毎日それを目指した食事をしていて…結果が出ているといいです!

レシピ本がすごい!

わかりやすい栄養学と一緒に紹介されているダイエットレシピ本が人気。例えば「Healthy Gut(健康な胃)」に導くためのレシピなどが載っています。一般の人も栄養学を知って、自分で食事管理することを大切にしている人が増えてきているようです。また、上記で紹介した「ナリッシュ」などのテーマのレシピ本コーナーも常に人で溢れかえっています。

バルクフードを利用!

The return of the stripes!

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バルクフードとは量り売りのことで、様々な粉やスパイスが買えます。小麦粉だけでなくコーンや豆でできた粉モノも揃っていて、スパイスはチリならパウダーか刻んだものかなども選べます。こだわってスイーツやドレッシングを作りたい人が多いので人気です。

"漬物"がトレンド

Pickles... #NapierQuarter

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野菜やフルーツの漬物といった保存食の人気が上昇中。ザワークラウトやキムチのような発酵モノにも注目が集まっています。この<NAPIER QUARTER(ネーピアクオーター)>というカフェでは、手作りピクルスがインテリアのようにおしゃれに並んでいます♡ お店で買わずに自分で作る人も増えてきていて、『CORNERSMITH(コーナースミス)』というピクルス専門のレシピ本まで出ているほど。

豆乳・アーモンドミルクの先へ

日本でもかなり浸透してきていると思いますが、カフェでソイミルクやアーモンドミルクが選べるのは当り前になっています。ココナッツミルクが置いてあるところもかなり多く、更にこの<Fresh Orgarnic Goods(フレッシュ・オーガニック・グッズ)>ではカシューナッツミルクやライスミルクも。栄養や味わいの好みを考えてチョイスできます。

栄養ドリンクにはナチュラルなハーブを使う

日本の栄養ドリンクに多いのが、タウリンやビタミンなどを配合しているという表記。メルボルンではナチュラルなハーブエキスを使った栄養ドリンクをよく目にします。こちらは<Herbal Fix(ハーバルフィックス)>というブランドのドリンク。美肌やボディシェイプなどの目的に沿ってハーブがブレンドされています。添加物と白砂糖は不使用!

家庭菜園が当り前

どこの家でも小さな家庭菜園が見られます。アパートに住む友人たちもポットでハーブを育てて料理に使っています。私はタイムとラベンダーを栽培中! ハーブは買うと高いので、育てるのが一番です。

ベジタリアン料理が美味しい

オーストラリアの中でもメルボルンとシドニーではベジタリアン文化が定着していて、大手のフード雑誌でもベジタリアンレシピ特集が組まれるほど。美味しさや発展度で言うとメルボルンの方が上という印象です。お店のメニューに「VO(ベジタリアンオプション)」と表記されていたら、ベジタリアンメニューに変えられるという意味。食事制限ではなく、野菜を美味しく食べることのヒントがいっぱいで、ベジタリアンではない人でも楽しめるのが魅力です。オススメのカフェは、地元の人でいつも満員の<COMBI(コンビ)>とおしゃれな<Vegie Bar(ベジー・バー)>!

"ナリッシュ"に始まり、一人一人に合ったライフスタイルを見直し、付き合っていくことが大切だということを日々の生活で感じています。ヘルシー文化のさらなる進化が起こっているメルボルンに今後も注目です!