10日、中国で前日行われた米中首脳会談に関し、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語版サイトは「習近平国家主席がトランプ大統領に示した『最重要議題』が共同記者会見では触れられなかった」と指摘した。

写真拡大

2017年11月10日、中国で前日行われた米中首脳会談に関し、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ(VOA)中国語版サイトは「習近平(シー・ジンピン)国家主席がトランプ大統領に示した『最重要議題』が共同記者会見では触れられなかった」と指摘した。

中国外交部は9日、この日の会談内容を公式ウェブサイトで公表しており、そこには習主席がトランプ大統領に対して「台湾問題は中米関係で最も敏感、核心的な問題であり、中米関係の政治的基礎に関わるものでもある。米国がこの先も『一つの中国』原則を厳守し、両国関係の大局に妨げが生じないことを期待する」と語ったこと、トランプ大統領が「米政府は『一つの中国』政策を堅持する」と発言したことが記されている。

記事はこの記載内容を紹介した上で、会談後の共同記者会見で双方の発言に「台湾」が出て来なかったと指摘。さらに、「会談の台湾に関する部分は米政府の発表にも表れなかった」とも伝えた。

トランプ大統領は就任前の16年12月、台湾の蔡英文(ツァイ・インウェン)総統と電話会談し、中国がこれに抗議。その後、「私は完全に『一つの中国』を理解している。だが、中国と貿易関係などで合意が得られなければ、なぜ『一つの中国』に縛られないといけないのか分からない」などと発言し、波紋を広げた。(翻訳・編集/野谷)