【ホンキの彼活日記】手をつなぐのは何回目のデート? 大手商社勤務の串揚げさん36歳で感じたこと〜その1〜
初めまして。フリーエディター&ライターのフルタアミ、33歳です。
うっかり惨事も手伝って、歳下で格下のホタテくんとの関係にピリオドを。結婚を視野に入れた“ホンキの彼活中”の身です。目標は年内! 短期集中で頑張るゾ!と意気込んでおりますが、2年も付き合った彼。傷心は傷心です……。
これまでのお話はコチラ
心が落ち込んだときこそ、具体的なアクションを!
「本日、両家の顔合わせをしました」
たまたま開けたSNSにズドーンと現れたA子の投稿。結婚間近なことを匂わせるような雰囲気に、はぅ……とため息。この子は昔の合コン仲間です。
破天荒で不毛な恋愛ばかりしていた彼女も、いつの間にか今の彼に落ち着いてすっかり疎遠に。ここ最近は、こんな感じでさまざまな人の結婚報告(主にSNS)が呪いのように私を追いかけ回す日々です(笑)。
どんより。
って感じですが、さっさと霧を晴らしたい。とにかく、落ち込みそうになったときこそ、ひとりで悶々と考えるのをやめて、具体的な手立てを考え、行動するようにしています。そうすると、不安な気持ちが期待に変わってくれるので。
さて、そんな中で起こした最近のアクションは「尊敬できて信頼できる仕事の女先輩に相談して紹介してもらう」でした。
同じ業界で働く5つ上のメガミ先輩。後輩だから相談しやすいうえに仕事における信頼も厚かったので、きっと私のことを真摯に受け止めてくれるだろうと思ったんです。優秀で、物知りで、高学歴で、さらに後輩の面倒見も良くて、人間的にデキた人。プライベートで男性を交えて飲むことはこれまでなかったけれど、類友ルールできっと周りにはイイ男性がいるのでは?という、狙いもありました。
古い記憶を頼りに引っ張りだしたモテ7か条
「大学の男友だちとみんなでご飯食べるからアミもおいで! 独身で彼女ナシの人もいるから!」
困った人を放っておけない。そんな性分のメガミ先輩からはすぐにこんな誘いが。
前回の慶応ボーイ合コンは何も考えずに飲み過ぎて大惨事になったので、今回はある程度、冷静に望まないと。最近、めっきり恋愛免疫がなくなってしまったけれど、古い記憶からモテの引き出しを引っ張り出してみました。
1.服装はアナウンサーになるべく寄せる(これが鉄板だと言われている)
2.よく笑う(笑顔だと、3割増しぐらい可愛く見える)
3.男性の話に対するリアクションは大きく(好感を持たれやすくなる)
4.自分の話は基本聞かれたときだけ(自分の話をし過ぎない方が、次につながりやすい)
5.男性に積極的に質問する(この子、俺に興味あるのかな?となる)
6.男性に上から目線で話さないよう気をつける(君、何様?となる)
7.仕事の話に熱くなりすぎないように(そういう話は二人のときに)
この7か条をおさらいしながら行ったメガミ先輩の会は、恵比寿のもつ鍋屋さんで開催。人数は8人〜10人ぐらいでしょうか。
既婚者の人も何人かいたので、合コンというわけではないけれど、みんなでワイワイ世間話をしながら楽しむような雰囲気でした。
そして、この会で私は彼に出会うことになります。
初見で、私を気に入ってくれた串揚げさん!
名前は“串揚げさん”。
年齢は36歳。大手商社勤務で身長は高めでがっしり系。誰に似てるか?と言われたら、バナナマンの設楽さん系? きっとスポーツをやっていたであろう体育会系の雰囲気。それに営業マンとのこと、会話がスムーズで面白い。
串揚げさんと呼んでいるのは、このあと二人でデートしたお店が串揚げ屋さんだったからなんですけど、この人とは1回目のデートで残念なことに……。そして、いろいろ思うとこアリ!な展開になっていくのですが、それはもう少しあとでお話します。
「アミさん、とっても明るくてモテそうですね」
「お住まいは?」
「仕事は?」
古いモテ引き出し7か条が効いたのでしょうか。他の人そっちの気で私に話しかけてくれた彼。あからさまに私に気がある素振りでした。
しかも、メガミ先輩情報によると「独身、彼女ナシ」。
「やった!」と、胸が高鳴る。
そう、ちょっとだけ気になる点といえば、商社マンには遊び人が多いということ。20代の頃の合コンでどれだけ「人としてどうなの?」っていうぐらい遊び倒している商社マンを見てきたことか。
その場でデートに誘われて恋の始まりを予感⁉
でも、メガミ先輩の紹介。昔の合コン友だちに紹介を頼んだら、未だにそんな人が現れかねないけれど、今回はきっと大丈夫!
今まで真面目にお仕事してきて出会いの機会がなかったのか、なんなら少し前にたまたま結婚しようとした彼女とダメになったか、そういう36歳独身でも納得のストーリーがきっとこの人にはあるはず。
帰り際。
「アミさんのLINE教えてください。今度食事でもどうですか?」
駅までみんなでゾロゾロ歩く途中に連絡先を聞かれたとき、「この人と、もしかして始まっちゃうんじゃないの⁉」と、恋愛ドラマのオープニングのような気持ちになっていた私。
今思うと、このときが一番テンション高かったかもしれません。串揚げさん、このあとのデートは残念な結果になるんです。はぁ……。〜その2〜に続きます。
連絡先を聞かれて、その場でご飯に誘われるのも久しぶり! 完全に舞い上がっていました!