聯合ニュースのインタビューに応じる李氏=10日、ソウル(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】秋の外国人叙勲で、「日韓の経済関係強化に寄与」したとして旭日中綬章を受賞した韓国の李鐘允(イ・ジョンユン)元韓日経済協会副会長(72)は「このような賞をいただけるとは思いませんでした」と驚きを語った。

 李氏は日本への留学が珍しかった1976年に日本に渡り、一橋大で博士号を取得。韓国に戻り、日本留学生の「第1世代」として韓国外国語大の教授(国際通商学科)に就任し、約40年間、両国の経済交流強化に努めてきた。当時、韓国と同じ環境を持ちながらも先進国に仲間入りした隣国の日本に興味が沸いたという。

 李氏は留学時代、「まず図書館で圧倒されました」と振り返る。韓国と違い、一人の研究者が一つの課題を一生かけて取り組む風土に強い印象を受けたという。

 韓日産業技術協力財団の専務理事や韓日経済協会の副会長などを務めた時代には経済交流だけでなく、両国企業の第三国への共同進出や地方交流、青少年交流にも力を入れた。とりわけ、青少年交流は「両国の将来に向けた投資」と強調する。

 李氏は両国が歴史認識などを巡る政治・安全保障問題に過剰反応せず、一歩一歩理解を深め、中長期的に欧州連合(EU)のような一つの経済圏を目指す必要があるとの考えを示した。

 「難しい状況ではあるが、韓国は日本にとって、日本は韓国にとってなくてはならない存在になると思います」と力を込めた。