9日、日本政府が米韓夕食会をめぐり、メニューに竹島産のエビが含まれていたこと、元慰安婦が招待されたことに抗議したことを受け、韓国外交部が「問題提起するのは適切でない」との立場を明らかにした。写真は韓国大統領府。

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2017年11月9日、日本政府が文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領とドナルド・トランプ米大統領の夕食会をめぐり、メニューに竹島産のエビが含まれていたこと、元慰安婦が招待されたことに抗議したことを受け、韓国外交部が「諸要素を総合的に勘案して決定したことであり、これに問題提起するのは適切でない」との立場を明らかにした。聯合ニュースなど複数の韓国メディアが伝えた。

韓国外交部の魯圭悳(ノ・ギュドク)報道官は同日の会見で、上記の立場を日本側に伝えたことを明らかにした。

これに先立ち、河野太郎外相は韓国外交部の康京和(カン・ギョンファ)長官に夕食会に対する抗議の意を伝えていた。また、菅義偉官房長官も定例会見で、竹島産のエビの提供について「外国政府が他国の要人を接待することについてのコメントは控えるが、どうかと思う」とした上で、「北朝鮮の問題で日米韓の連携強化が求められる中、悪影響を及ぼすような動きは避ける必要がある」と述べ、不快感を示した。さらに、元慰安婦が招待されたことについても、15年末の日韓慰安婦合意で慰安婦問題が不可逆的に解決された点を強調し、「外交ルートを通じて日本の立場を伝える」としていた。

韓国政府の立場表明に対し、韓国のネットユーザーからは「ごくごく当然のお言葉」「日本にここまで堂々とした態度を取る政府は初めて」「これこそが外交!図々しいのはお互いさまだよ」「日本が怒っている、つまり韓国政府がうまくやっている証拠だ」など称賛の声が相次いでいる。中には「今後は国賓全員に独島(竹島の韓国名)エビを出すのはどう?日本の反応を見る限り、とても良いメニューのようだ」と提案する声も。

また「密室で結ばれた合意は認められない」「あの時の韓国は正常な状態ではなかった。文句があるなら拘置所にいる朴槿恵(パク・クネ前大統領)に!」など、弾劾された朴槿恵前大統領時代に結ばれた日韓慰安婦合意の無効を主張する声も多い。

その他、韓国政府に対し「日本の抗議にいちいち対応するのは時間の無駄」「立場を表明すること自体が不適切。日本政府の言うことは無視すればいい」と指摘する声もあった。

一方、今回の夕食会に否定的なユーザーの意見としては「韓国の敵は北朝鮮であり、絶対に日本ではない。文大統領は日本を利用して北朝鮮への敵対意識を薄めようとしている」「日米韓の協力が最も重要な時にわざわざ日本を刺激する必要があるのだろうか?」「いくら日本が嫌いでも外交のマナーは守るべき」「国賓夕食会に元慰安婦…。元慰安婦さえもショーの道具として利用するのか?」などの声が見られた。(翻訳・編集/堂本)