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今回は久しぶりにリニューアルオープンした銭湯を紹介しよう。新宿区の「栄湯」はこの11月1日に新装開店されたばかり。最寄り駅は都営大江戸線「落合南長崎」駅で、徒歩10分くらい。豊島区・新宿区・中野区の区境が重なる地域で、付近には哲学堂公園などのほか、駅から逆になるが手塚治虫や藤子不二雄らで有名なトキワ荘跡も近い。

○ミントグリーンで今風に

外観は随分変わった。マンション1階の銭湯であることには変わりないのだが、白くスクエアな入口には細めのゴシック体で屋号がロゴマーク付きで。ミントグリーン色ののれんはそれだけで今風を感じる。そののれんをくぐると、すぐに板鍵付きの下足箱と券売機がある。こちらで入浴料を支払い、自動ドアから中へ。

小さなロビースペースになっていて、左手側にフロント。ドリンクの自販機や、壁上のテレビ。フロントと向き合って、座るところも少しある。訪問したのはリニューアル2日目だったので、お祝いの花が飾られていたりもした。男湯左、女湯右に進む。

当然ながら、真新しく明るい脱衣所。ロッカーは合わせて3面で、その一部が貸しロッカーになっている。100円返却方式で、よそではサウナ客専用のような、大きなサイズのロッカーもあるのがうれしい。中央には大小のイスが数脚。自販機では缶ビールも売られていた。壁側にドライヤー付きの鏡台が3基。浴室入口手前に小さな洗面台。時間は平日の15時過ぎ、今のところ相客は3〜4人で、いずれも地元の常連客風。

○青と黄の光が銭湯を照らす

入ると、こちらも白を基調にスッキリとした浴室。印象的なのは、男女境目壁から照らされる青いライトと、サウナの天井上から照らされる黄色いライト。他の銭湯では味わえない独特の雰囲気がある。

カランにはそれぞれイスと洗面器がセット済み。ボディソープとリンスインシャンプーは備え付けがあるので、タオル一本でもふらりと立ち寄れる。湯は大きく分けて中温風呂と高温風呂があり、それぞれ体感で41度と43度くらいだろうか。

リニューアル前からカランの数は減ったようだが、その分ゆったりとした浴槽になった。ちなみに湯は軟水風呂とのことで、それほどヌルヌルが強いわけではないが、ありがたい。それにしても、「釈迦サウナ」と名付けられたサウナ。見た目は普通のサウナなのだが……謎である。

こちらの銭湯、後から知ったのだが、数多くの銭湯建築を手がけられている今井健太郎氏による設計らしい。今井氏のFacebookによれば、個性的なライティングにはそれぞれ意味があるとか。詳しいデザインコンセプトは後日リーフレットに記載されるらしいので、そちらも楽しみにしたい。

※イメージ図は筆者の調査に基づくもので正確なものではございません

○筆者プロフィール: 高山 洋介(たかやま ようすけ)

1981年生まれ。三重県出身、東京都在住。同人サークル「ENGELERS」にて、主に都内の銭湯を紹介した『東京銭湯』シリーズを制作している。