委員長車を利用してお出かけの図(撮影・佐藤喜穂)

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 衆院選で圧勝した自民党。その“顔”として応援に走り回ったのが、三原じゅん子・参議院議員(53)である。が、その彼女、裏では24歳年下・若夫との「新婚生活」に首ったけ。公私混同の「夫婦旅行」に、法令違反の「お茶碗贈呈」……。党内からも呆れる声しきりなのである。

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 横浜南部の高台にある住宅街。その中腹にある真新しい白壁の戸建て住宅――。

 10月27日午後、ここに参議院の公用車が到着。玄関からは三原議員、続けて夫の中根雄也氏(29)がスーツケースを抱えて出てきた。三原氏は現在、参院の「消費者問題に関する特別委員会」委員長。委員長車が手軽に使えるご身分だ。2人は何が嬉しいのか、とりわけ中根氏は破顔一笑、という感じで車に乗り込む。

委員長車を利用してお出かけの図(撮影・佐藤喜穂)

 分譲業者のHPによればこの戸建ては55坪で、販売価格は8500万円。三原議員は8月にここを購入し、新たな住まいとしている。

 先の総選挙で、自民党の政見放送を見た方ならご記憶だろうが、三原議員は比例区の番組で、安倍総裁への質問役を務めた。すなわち、自民党は三原氏を“党の顔”として認知していることがはっきりとわかる。

 一方で、三原氏は、昨秋、自身3度目の結婚を果たし、そしてこの度の新居購入。公私に亘っての充実で、幸せの絶頂といったところか。

 ただし、党内で渦巻く“悪評”に気が付いていなければ……の話だが。

「三原さんは、菅官房長官と親しい。だから、表立っては言えないのですが」

ツッパリからセンセイへ華麗なご転身

 と、さる自民党関係者。

「この若いご主人が党内では“問題”になっているのです。実は三原さんは結婚前は彼を公設、結婚後も私設秘書にしていて、自分の立ち回り先にいつも同行させているのです。夫婦仲が良いのは結構ですが……」

 何か問題なのか。

「そうした出張は、政治資金や党のカネ、あるいは、税金から賄われるケースもある。すると、こうした疑念が湧いてくるのです。三原さんは、秘書として夫を同行させることで、出張を『夫婦旅行』と“抱き合わせ”にしているのではないか、と。そうすれば、少なくとも自腹ではなくて済む。何しろ彼女には“過去”がありますからね」(同)

 その過去については後述するとして、先の総選挙を例にとってみよう。三原議員は、北陸、関西、中国地方を応援に回っている。が、

「これに中根さんを同行したんです。選挙応援の場合、閣僚や党五役、またタレント議員については、本人に加えて秘書の交通費も党が持つ。中根さんについても、新幹線ならグリーン車、飛行機ならプレミアシートが用意されました。でも、実際、三原さんは夕方で応援を切り上げ、あとは各地の飲み屋などで、夫婦で一杯やっていることも多かったそうです」(同)

 そもそも、出張先では先方のスタッフがアテンドするから、毎回秘書が同行する必要は必ずしもない。が、三原氏はいつも秘書を同伴、しかも公設ではなく中根氏だとか。

 彼のFacebookを見ても、

〈与那国島へ! 空が綺麗(^^)夜光貝を食しました!〉(7月22日)〈今日は新潟へ。このビール美味しいです!〉(7月24日)

 これでは「夫婦旅行」と言われても仕方ないだろう。

新婚ボケも好い加減…

 そもそも、この中根氏、三原議員の後援者の間でも評判は芳しくない。

「彼の肩書は、三原さんの『横浜事務所』の所長となっているんですが」

 と言うのは、さる神奈川県連関係者である。

「実際、事務所は機能していない。電話をしてもほとんど出たためしがなく、ファックスをしても梨の礫。そもそも看板もなく、ポストにビラが溢れかえっていることも。そんな状態だから、地元活動も満足にできていません」

 三原氏は、昨年の選挙で全国比例から神奈川選挙区へ鞍替えしたばかり。地元の涵養が一番大切な時期にもかかわらず、だ。

「その一方で、彼はFacebookに、三原さんと新居でイチャイチャしている写真などをアップしている。新婚ボケも好い加減にしろよ、と思います」(同)

 実際、冒頭に記した10月27日も三原議員夫婦は自宅から羽田空港に向かい、北海道に飛んだ。29日に札幌で講演をこなしたものの、ウラを返せば、27日、28日はフリー。地元を置いて、わざわざ仕事の2日前に北海道入り。紅葉と秋の味覚を楽しんだということか。

 別の党関係者が言う。

「この夫に対し、私設秘書としての給与は三原さんが代表の党支部から支払われているとか。支部の収入には政党助成金が混じっていますから、言わば、税金で夫を食わせていることにもなる」

 思い返せば、三原氏には、これと似たような“過去”がある。彼女が中根氏の前に長らく交際していたのは、バックバンドのミュージシャンの男性である。2010年、参院選に当選すると、三原議員はこの男性を公設、後に私設秘書とし、内縁関係を続けながら“食わせて”あげていた。当時、この“手法”はメディアでさんざん批判された。にもかかわらずまた似たことをしているのだから、もはや税金で夫を養う「確信犯」と言えるのである。

「三原さんは議員になってもう7年も経つのに、こうした基本的なモラル感覚さえ身についていないのです」(同)

 と言うけれど、今回の新居購入に当たっては、まさにそれを証明するような“行動”が見られていた。

「三原さんは、引っ越しの挨拶として、ご近所に3000円ほどする高級茶碗を配ったそうです」(同)

 実際、隣人に聞いても、

「確かにご夫妻で見えられましたよ。ええ、夫婦茶碗をもらいました」

 と、それは確認できるが、公選法の199条の2には「当該選挙区内にある者に対し、いかなる名義をもつてするを問わず、寄附をしてはならない」とあり、法令違反の疑いが濃い。

「政治家ならそれはもちろん知っていて、引っ越しの挨拶だろうが何だろうが、選挙区内でモノを配ろうとはしないはず。この点、本当に甘いですよね」(前出・別の党関係者)

 デタラメな様子が見て取れるのだ。

 さて、当の三原議員はどう答えるのか。夫と秘書との「公私混同」については、〈秘書としての職務を遂行していますので、それにはあたりません〉。「茶碗配布」についても、〈夫が購入したものであり、引っ越しのご挨拶に伺った際に持参したものですので、違反にはあたりません〉と言う。

 しかし、都合が悪くなると、夫と自分を切り離すのは“ご都合主義”極まりないし、公選法ではどんな理由であろうと寄附が禁止されているのは条文を読めばわかること。愚にもつかない言い訳が通用すると思っているあたり、やっぱり心は、タレントのままである。

「三原さん自身も、歳費と期末手当、文書通信交通滞在費を合わせれば、年間3500万円近い収入がある。これに夫をぶら下げるとは、“おいしい生活”そのものです」(前出・別の党関係者)

 この方が“党の顔”というのだから、自民党には、よっぽど人材がいないのか。

「週刊新潮」2017年11月9日神帰月増大号 掲載