東芝デジタルソリューションズの非接触ICチップを搭載したつけ爪の試作品

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 東芝デジタルソリューションズ(川崎市幸区、錦織弘信社長、044・331・1000)は、2年後をめどに非接触ICチップを搭載した「つけ爪」を実用化する。非接触ICカードの代わりとしてカギの開閉や、店舗などでの決済サービスで使えるようにする。同社は、顧客ごとにつけ爪を受注生産するサービス「オープンネイル」を年内に始める。その一環としてICチップ対応を進め、オープンネイル事業の拡大を目指す。

 東芝デジタルソリューションズは9日までに非接触ICチップ搭載のつけ爪を試作した。今後、つけ爪の耐久性向上やチップを搭載する作業の自動化などに取り組む。

 鍵メーカーや、決済サービス事業者などと協業し2年後の事業化を目指す。顧客の爪の形状に合わせてフィット感を高めたつけ爪にICチップを搭載するため、紛失リスクを低減できるとしている。

 ICチップ対応に先行してオープンネイルサービスを始める。3次元(3D)スキャナーで爪のデータを取り込み、3Dプリンターで製作する。顧客は初回だけ店舗に出向く必要があるが、その後はネットでチップのデザインや形を選び発注できる。

 つけ爪専業ベンチャーのミチ(東京都世田谷区)やネイルサロンと組み、百貨店やショッピングセンターでサービスを展開するほか、ブライダル需要なども開拓する。

 東芝デジタルソリューションズは、データ加工システムの利用料を得る。2018年度に1億円の売上高を目指す。

 東芝デジタルソリューションズは東芝の完全子会社。東芝の情報通信技術(ICT)事業を集約し、7月に発足した。