先の衆院選では立憲民主党の躍進が印象的だった。背景には、“考える”よりも“直感”で動く有権者の増加という、恐ろしい変化が見える(写真はイメージです)

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立憲民主党「まさかの躍進」は
国民の判官びいきだけではない

 先の衆院選では、自民党の大勝以上に立憲民主党の躍進が印象的でした。選挙の公示の約1週間前(つまり投票日の約3週間前)に設立されたにもかかわらず、公示前の15議席を55議席へと4倍近く増やしたのみならず、党のツイッターフォロワーの数はアカウント開設から3日で13万人を超えて政党ナンバーワンになり、今や19万人を超えています。

 また報道によると、選挙期間中に立憲民主党の演説会の聴衆の数はどんどん増え、最終日に新宿駅前で開かれた街頭演説会には8000人が集まり、安倍首相も参加して秋葉原で行われた自民党の街頭演説会より3000人多かったそうです(どちらの数字も主催者発表)。

 さらには、民主党、民進党時代を通じてあまり人気があると言えなかった枝野代表が、この選挙では女子高生らに「エダノン」と呼ばれ、どこへ行ってもモテモテだったとか。

 なぜ立憲民主党は、わずか3週間という短期間にここまで支持を増やすことに成功したのでしょうか。

 メディアでよく言われるのは、国民の判官びいきです。希望の党の小池党首による「排除」発言、そして政策協定書という「踏み絵」によって、民進党議員が右往左往するのを尻目に、筋を通して新党を立ち上げた枝野代表の男気が際立ち、人気が高まったという構図です。実際、タカ派の石原慎太郎氏でさえ、ツイッターで枝野代表を「本物の男に見える」と発言しています。

 しかし、逆に言えば本当にそれだけが原因で、わずか3週間という短期間で立憲民主党がここまで躍進し、枝野代表がヒーローになれるものでしょうか。個人的には、そうした要素に加えて、ソーシャルメディアも大きく影響しているのではないかと思っています。

 そして、それはソーシャルメディアの影響力の大きさといった、巷でよく言われるステレオタイプな観点ではありません。むしろ、ソーシャルメディアの悩ましい部分が日本でも政治に影響を及ぼし始めたと考えられるのです。

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