中国初の遠洋漁業資源調査船である淞航が8日、上海を出港した。南大西洋にまでも進出してマグロ、イカ、アジ、オキアミなどさまざまな海洋資源を調査する。写真は上海。

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中国メディアの中国新聞社によると、中国初の遠洋漁業資源調査船である淞航が8日、上海・蘆潮港を出港した。同船は南大西洋にまでも範囲を広げ、マグロ、イカ、アジ、オキアミなどさまざまな海洋資源を調査する。

建造には中国政府農業部と上海市政府が約2億5000万元(約43億円)を投じた。最大排水量は3271.4トン、全長は85メートル、最大速度は15ノット、巡航速度は12ノット。航続距離は1万カイリで60日間の活動が可能だ。

主に北太平洋、ペルー沖合いの南東太平洋、アルゼンチン沖合いの南西太平洋で調査を行う。対象となる魚種はマグロ、イカ、アジ、南極オキアミなどで、水深100−4000メートルにおける漁業資源の種類や密度変動の状況を調べる。

上海海洋大学の周応祺元学長は淞航について、「中国科学技術史上における一里塚だ」「中国政府が漁業資源の利用に力を入れ、漁業資源の保護を支援するものだ」と評した。国外との共同活動も念頭にあるという。(翻訳・編集/如月隼人)