サービスの仕組み(画像: トヨタ自動車の発表資料より)

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 トヨタとあいおいニッセイ同和損保は8日、日本国内において初めての運転挙動反映型テレマティクス保険を共同開発したと発表。対象はトヨタのコネクティッドカーの一部で、走行データに基づいて測った安全運転の度合いを保険料に反映する。2018年1月15日より販売開始予定。

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 走行データは自動車に組み合わされたカーナビやGPS、通信システムによるテレマティクス技術によって取得される。自動車からトヨタスマートセンターに自動送信された車両運行情報などを、保険料算出、安全運転診断サービス提供のためにあいおいニッセイ同和損保と連携。

 毎月の走行距離と、速度超過、急アクセル、急ブレーキの要素からなる運転特性に応じて保険料を割り引く。基本保険料と運転分保険料を合わせたトータル保険料のうち、運転分保険料の最大80%が割り引かれる。

 なお、運転状況に基づいた安全運転診断サービスとしては、ドライブレポートやマンスリーレポートが提供される。ドライブレポートでは運転1回ごとにおけるスピード、アクセル、ブレーキの各挙動を評価した結果が数値化された安全運転スコア、走行ルートでの危険挙動の発生地点、安全装置作動状況やタイヤ空気圧などの情報を知らせてくれる。

 マンスリーレポートでは毎月の運転状況から導き出した安全運転スコアを報告。その点数によって保険料の割引率が決定する。さらに、データを分析して個別の詳細な運転アドバイスも表示。ドライバー1人1人の運転特性を把握したうえで作成してくれる。

 保険の対象となる車両は、トヨタ車だと2018年の夏以降に発売予定の「クラウン」で、以後順次拡大。レクサス車はHS・LCを除き、2018年1月以降に販売される新車全車が対象となる。既に販売されている車両も一部は対象だ。

 欧米にて普及しつつあるテレマティクス保険は、安全意識の向上、交通事故の減少に寄与すると見込まれている。ドライバー自身の安全運転技術によって保険料が減額される点も評価が高い。今後の展開が注目される。