ハリル監督、ブラジル代表を「完璧に把握」 “世界最強”と認めるも「勝てる」と宣言

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試合前日会見で決意表明 「ブラジルの方が強いが…」

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は、10日にフランスのリールで行われる国際親善試合のブラジル戦を控え、FIFAランク2位のサッカー王国に対して「勝てると思っている」と、強気に決意表明した。

 指揮官は一歩も引かない姿勢を見せた。試合会場となるスタッド・ピエール=モーロワで行われた前日会見、“世界最強”と認めるカナリア軍団との一戦を前にしてもハリル節は冴え渡った。

 報道陣からブラジル相手の試合での勝機について質問されると、ハリル監督は「勝てると思っているし、信じたい」と強気な言葉を発した。今回のメンバーからは日本代表を長年牽引してきたパチューカFW本田圭佑、ドルトムントMF香川真司、レスターFW岡崎慎司の3人の招集が見送られている。FIFAランクで日本は44位。浦和レッズMF長澤和輝らフレッシュな顔ぶれでも、W杯優勝5回のブラジルに勝ちにいくと堂々と宣言した。

 相手の強さは百も承知。だが、ハリル監督には2014年ブラジル・ワールドカップ(W杯)で優勝したドイツ代表を、ベスト16の一戦で脅かした経験がある。

「守備をするためだけに来たわけではない」

「ただ冷静にです。真面目に、真剣に捉えないといけない。ブラジルの方が強いでしょう。現時点で、世界で一番強いのがブラジルだと思います。ただ、何かをトライしないといけない。私にも経験がある。このような試合に関してですね。前大会のW杯でドイツ戦を準備して、当時世界で一番強いチームでした。

 恐らく同じ状態ですね。特別な準備をしないといけない。彼らが1年、2年やってきた試合を分析しました。ブラジル人がどのようにプレーするか完璧に把握しています。今度は我々の守備の仕方と攻撃の仕方を作らなければいけない。守備をするためだけに来たわけではない。守備だけで満足すればミスですね。我々がボールを奪えば攻撃を仕掛け、揺り動かしにいきたい」

 ブラジルW杯16強では、延長戦にもつれ込む激闘で後に世界王者となるドイツを苦しめた。当時と同様に、ブラジルのスカウティングは完璧に進めているというハリル監督は、逃げ腰のサッカーをするつもりはない。代名詞の「デュエル」を前面に押し出し、カナリア軍団に真っ向から挑むつもりだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文・写真 text & photo by Football ZONE web