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スシローグローバルホールディングスが今期中に500店舗体制を実現しそうだ。都内で9日に行なわれた2017年9月期決算説明会で今期見通しについて述べられた。

スシローグローバルホールディングスでは、2017年9月期を起点に年30-40店舗ペース、3年で100店舗の新規出店を計画している。昨年度は35店舗を新規にオープン。これにより9月末時点で国内計476店舗体制となった。閉店は以前から少なく昨年度は1店舗のみであり、現状のペースを保つことで今年度末までに国内500店舗体制が実現できそうだ。

同社では出店エリアについて大まかに東日本、西日本と区分しているが、今後の出店エリアについて、水留浩一社長は「東西における明確な新規出店計画があるわけではない。物件は出たとこ勝負。物件ごとに判断していく。ただし、出店できていないエリアは東日本に多い。結果として東日本エリアのほうが多くなっている」と述べた。

スシローは大阪発祥の回転寿司チェーンであり、西日本を中心に店舗数を拡大してきた経緯がある。回転寿司は半径数キロ内のお客を取り込むエリアビジネスの側面があり、過去の経緯から考えて、今後も東日本エリアでの新規出店数が多くなりそうな予感だ。

また、2016年から取組み始めた都心型店舗は現状では池袋と五反田の2店舗のみ。今期については数店舗増やしていくという。水留社長は「2-5店舗くらい出したい。ただし、これも物件次第。いい物件があればもっとあるかもしれない」などコメントした。

新規出店については"物件次第"というのが本音のようだが、同社では既存店の売上を昨年対比で保ちつつ、新規出店を成長のドライバと位置づけ業績の拡大を図ろうとしている。スシローの1店舗あたりの年間売上は約3億3000万円。30店舗加わることで売上は100億アップする計算だ。

今年度の売上は1693億円で前年度比8.3%増、営業利益も99億円で同8%増の成長を見込むが、見通しどおりに業績を近づけるならば、新規出店はかなり重要な位置づけだ。出店に対するスタンスとしては、無理をしてまでということはないが、「良縁があれば」といった消極的なものでもない。積極的に探しながら新規出店を行なっていくイメージのほうが近いのではないだろうか。"物件次第"という水留社長の言葉は決して消極的なものではなさそうだ。