ブラジル戦を翌日に控え、記者会見するハリルホジッチ監督

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 10日の国際親善試合でブラジル代表と対戦する日本代表が9日、試合会場のスタッド・ピエール・モーロワで公式練習を行った。練習前にはバヒド・ハリルホジッチ監督が公式会見に出席。「かなり大きなテストになる。現段階で世界で一番強いチームと対戦する」と、ブラジルとの一戦を位置付けた。

「長い間、このチーム(ブラジル)を追跡しているが、抜本的にチームが変わった。古い世代のブラジル人はオフェンス面のことしかやっていなかった。初めてブラジルというチームがブロックで守備をするというのを目にしている。全員がしっかりハードワークしている。これは新しいこと。新しい監督が来てから、彼らの勝率には素晴らしいものがある」

 チッチ監督就任後、圧倒的な強さを誇るブラジルは今年3月に世界最速でロシアW杯出場も決めた。「守備面で規律が素晴らしく伴ったブラジルを初めて見る」と、タレントぞろいの攻撃陣に組織的なディフェンスも加わったセレソンを最大限にリスペクトする指揮官だが、「負けるための準備をしたことはない」とも力説。アルジェリア代表を率いて臨んだ14年ブラジルW杯の決勝トーナメント1回戦でドイツを苦しめた経験を引き合いに出し、「こういう試合の経験はある」と自信を見せた。

「ドイツはあの当時、世界で一番強いチームだった。実際、世界一になった。同じような状況だ。特別な準備をしないといけない。(ブラジルが)どのようなプレーをするかは完璧に把握している。あとは我々の守備の仕方、攻撃の仕方をつくらないといけない。守備をするためだけに来たわけではない。ボールを奪えば攻撃を仕掛ける。このチーム(ブラジル)を揺れ動かしたい」

 あくまで勝つために戦う。「10回のうち、このようなチームに1回成功するかもしれない。守備を完璧にやって、攻撃のところではリアリストになって、(チャンスを)逃さないことをしっかりやらないといけない」。粘り強い守備と、数少ないチャンスをものにする決定力。「勇気を持って、強い気持ちを持って臨みたい。彼らにダメージを与えたい」と意気込んだ。

(取材・文 西山紘平)


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