フェデラーは対トップ10選手で勝率9割超、2017年の「ATPファイナルズ」出場選手中でもNo.1[ATPファイナルズ]

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「ATPファイナルズ」に出場する8選手の、ランキングのトップ10の選手に対する勝率をATPが分析し、結果を公開している。その結果で驚くべきは、ロジャー・フェデラー(スイス)の今シーズンの勝率の高さで、ここでも紹介したい。

フェデラーは、2003-2004年、2006-2007年、そして2010-2011年にそれぞれ連続して、「ATPファイナルズ」のタイトルを獲得しており、今回は7度目のこの栄冠の奪取を図る構図になっている。

今や、押しも押されもせぬスーパースターだが、ランキングでトップ10の選手との戦績は、ATPによれば、11勝1敗(勝率 0.917)を誇っており、今シーズンはランキング上位の選手に対してさえ圧倒的な強さを示してきた。

ATPによれば、2017年に入ってから、トップ10の選手に対してフェデラーが敗北を喫したのは唯一、「ロジャーズ・カップ」の決勝でのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)との一戦だけだという。

またキャリア通算でも209勝108敗(勝率 0.659)、2002年に最初に出場してから、ATPツアーファイナルズでは52勝12敗という対トップ10の選手での戦績を残してきた。

■ナダルは2017年の、対トップ10の勝率2位で70%強

一方、最大のライバルといっていい、ラファエル・ナダル(スペイン)は今年、6つのタイトルを獲得し、現在はランキングで1位の座を守ってきている。

「ATPファイナルズ」での実績はというと、2010年にはフェデラーに、2013年にはノバク・ジョコビッチ(セルビア)に決勝で敗れ、タイトルを逃した経緯もあり、初めてのタイトル獲得を目指している。

2017年に入ってからは、トップ10の相手に対するナダルの戦績は12勝5敗(勝率 0.706)で、キャリア通算での成績は152勝81敗(勝率 0.652)だ。トップ10の選手に対する強さを振り返れば、十分に勝機はあるだろう。

また、次世代のスター候補の一人でもあるA.ズベレフは、2017年はトップ10の選手に対する戦績が6勝5敗(勝率 0.545)と、ほぼイーブンだ。

キャリア通算では、今年のパフォーマンスを下回ることになり、対トップ10の対戦成績は10勝14敗(勝率 0.417)。「ロジャーズ・カップ」でフェデラーに勝利してはいるものの、芳しい実績とはいいにくい。

しかし、フェデラー、ナダル、ズベレフは揃って、トップ10の選手に対する2017年の勝率で50%を超えており(「ATPファイナルズ」に出場する選手で、今年の対トップ10の勝率が50%に達しているのは、ほかにダビド・ゴファン(ベルギー)しかいない)、トップ3はランキング上位にもコンスタントに勝利している選手同士のぶつかり合いになる。

特に、トップ10に対して勝ち越している3選手の試合は、激しいものになりそうだ。

(テニスデイリー編集部)

※フェデラーはランキング上位に対しても2017年は9割以上、キャリア通算でもおよそ3分の2の試合で勝利している
(Photo by Ryan Pierse/Getty Images)