その校則は本当に必要か、考え直す時がきたのかも?

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【写真を見る】大きな話題となった“地毛の黒染め”問題

昔から教育問題として捉えられてきた高校生の髪染め。頭髪を茶色や金色にして教師に怒られたという、やんちゃだったお母さんもいるのではないでしょうか。しかし最近では“髪染め禁止”という校則自体が問題視されているようです。

 

■ 芸能人の間でも話題になった“黒染め”問題

10月27日、大阪府立懐風館高等学校に通う女子生徒が大阪府に損害賠償を求める訴えを起こしたことを、「毎日新聞」のニュースサイトが報じました。その原因となったのは、教諭による“黒染め”の指導。彼女は生まれつき髪の毛が茶色いのにも関わらず、黒く染めることを強要され精神的な苦痛を被ったといいます。

その結果、彼女の頭皮は度重なる黒染めでかぶれ、髪はぼろぼろの状態に。また同紙によると、指導をしていた教諭は「母子家庭だから茶髪にしているのか」「黒染めしないなら学校に来る必要はない」などと中傷していたそうで、最終的に彼女は不登校になってしまいました。

これに学校側は「たとえ金髪の外国人留学生でも規則で黒染めさせることになる」と説明。しかし世間の人々からは「あまりにもひどすぎる」「この女の子の高校生活を返してほしい」「“多様性”とか“グローバル社会”を鼻で笑うような校則。あまりにも時代と乖離してる」といった憤りの声が続出。

芸能人も次々とTwitterで反応しており、高校時代に同じ境遇だった女優の秋元才加‏は「これでもかって位黒くしてやろうと黒染めしたら、父親が『なんだその髪色は!おかしいだろ!』って言って『私の娘はもとから赤毛だ!』って高校に来た事あった」「規則は大事だけど、大事な事もっとあるはず、ってその時思ったな」とのコメントを残しています。

ちなみに「毎日新聞」の記事によると、大阪府では誤った指導をしないように「地毛登録」という制度を導入しているとのこと。しかし府の教育委員会は「導入は各校に任せており、実態は把握していない」とコメントしており、「今回のことは氷山の一角なのでは?」と疑う声も少なくありません。

 

■ 近年問題視されている「ブラック校則」

“地毛の黒染め”以外にも、世間にはまだまだおかしな校則がある模様。近年では“ブラック校則”などと呼ばれ問題視されています。

今年10月には、評論家の荻上チキが自身のTwitterで「『地毛証明』『黒髪強要』が話題となってますが、他にも理不尽な『ブラック校則』を是正していく必要があると思います」とツイート。その後、調査のために「ハッシュタグ #ブラック校則 で、体験をつぶやいていただけないでしょうか」と呼びかけました。

これにSNS上では「ブラック校則」に関する数多くの報告が寄せられており、「『ポニーテール禁止』っていうわけわからない校則があったな」「うちの高校は何故か『カイロ』が禁止されてた」「日焼け止めが禁止だった人って私の他にいる?」「うちの学校では『見ていい映画』が校則で決められてた」などブラック校則は様々。

確かに校則は、生徒が健全な学校生活を送るために必要なもの。しかし学校生活が苦痛になってしまうような規則や、形骸化された校則は見直されるべきなのかもしれません。