石川佳純【写真:Getty Images】

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複雑なポイント計算ではなく、出場した大会の最終順位に準ずるシンプルな形に変更

 卓球界に新たな風が吹き込もうとしている。国際卓球連盟(ITTF)は2018年か導入する新しい世界ランキングシステムの詳細を発表。トップランカーを筆頭とした各選手の欠場を減らし、参加を促す仕様に変更するという。

 ITTFは7日、「ITTFは2018年に新しい世界ランキングシステムを実施」と題したプレスリリースを発信。「よりシンプルで包括的な新しい世界ランキングシステムは、アスリートの活躍と一年の結果に基づいたよりダイナミックな世界ランキングを作り、欠場が各段階に影響することで選手たちに参加を促すものになります」とより厳密で緻密な制度を敷くことを伝えている。

 現在の世界ランキングシステムからの変更点は主に7つだ。

【1】
(変更前)
ランキングポイント=レーティングポイント+ボーナスポイント-ペナルティーポイント。
レーティングポイントは、大会の格付けと対戦相手とのレーティングポイント差によって変動

(変更後)
新しいランキングはトーナメントでの最終順位に準ずる。対戦選手と比較した際の強さは考慮されない

【2】
(変更前)
五輪、世界選手権、ワールドツアーなど国際大会の勝利で得られるレーティングポイントはキャリアを通じて積み重ねることが可能

(変更後)
世界選手権を除き、12か月有効なボーナスポイントしか授与されない。レーティングポイントはなし

試合に負けるとポイントが減る現行システムは改定 年代別カテゴリー制も導入

【3】
(変更前)
勝てばレーティングポイントは増え、負ければ減る

(変更後)
試合に負けてもポイントは減らない

【4】
(変更前)
ボーナスポイントは大会の格付けと大会の成績に基づく

(変更後)
ボーナスポイントは大会ごとに設けられたポイント表に基づく

【5】
(変更前)
年間トータルのポイント数によって多いほうが上位

(変更後)
年間で良かった順に8つの結果のみ対象となる

【6】
(新規)
年代別カテゴリーごとにランキング表は分けられ、そのカテゴリーでの成績のみ反映される

【7】
(新規)
怪我や妊娠といったケースには特別なシードが与えられる

 過去に手にしたポイントが大きな力を持つ現行システムから、より大会での成績が重視されるシステムへの変更。現在、男子世界ランク5位の丹羽孝希(スヴェンソン)や同6位の水谷隼(木下グループ)、同16位の14歳・張本智和(エリートアカデミー)、女子では中国勢に次ぐ4位の石川佳純(全農)、同5位の平野美宇(エリートアカデミー)、同6位の伊藤美誠(スターツSC)ら上位ランカーたちがそれぞれどの位置に顔を出すのか。新システム導入後の熱い戦いからも目が離せない。