探偵歴10年以上、浮気調査に定評があるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情をご紹介。

パートナーがいる男女の恋愛の詳細を、美人探偵・山村佳子がその事件簿から解説します! 

浮気がバレた後の夫婦関係、浮気調査のポイントはどこなのかも紹介。

☆☆☆

今回、依頼をいただいたのは、白石萌絵さん(仮名・39歳)。カウンセリングルームにいらっしゃったときは、妊娠7か月でげっそり痩せており、体調が悪いとおっしゃっていました。

「つわりが全然止まらなくて、会社も休むことが多く、一日家にいるんです。上体を起こすと吐き気がこみ上げくるのですが、夫の浮気疑惑が持ち上がってから、激しい怒りと復讐心でちょっと元気を取り戻しました」

萌絵さんの旦那様は、見栄っ張り・浪費家・女たらしという、結婚相手に選んではいけない男性のステレオタイプだと言います。

「親にもさんざん反対されたのですが、カッコいいし、優しいし、私の話を聞いてくれるんですよ。妊娠してからも、私のことを気遣ってくれて、出張先からかわいいポストカードを送ってくれたり、肩や腰を揉んでくれたりして、本当に優しいのです」

萌絵さんは美人系の和風顔。ファッションはグレーのニットパーカーにマタニティーデニム、ノーブランドの黒いスニーカーです。でも、どことなく知性や文化の香りが漂っていて、とても魅力的。年下の男性からモテそうです。そもそも浮気がわかったきっかけは、何だったのでしょうか。

「つわりで会社を休み、リビングでくつろいでいたところ、夫のiPadにLINEの着信があったんです。最初は無視していたのですが、連続で5回も鳴ってうるさかったので画面を見てみたところ、見知らぬ女性の自撮り写真が来ていました。明らかに恋人同士でしか送らないようなラブラブな写真ばかりで、血の気が引きましたね。キスをねだるような顔をした写真には、ハートマークがちりばめられており、“あいたい”とかわいらしいデコ文字が描かれていました」

萌絵さんは、相手のプライバシーには踏み込まないようにしていましたが、あまりの煽情的な内容に、思い当たる暗証番号でiPadのロックを解除。LINEをチェックしました。

リビングのタブレットは、開けてはいけないパンドラの箱……

「特定の相手から、写真は全部で100枚近く送られていました。夫はiPadのLINEが iPhoneのLINEと同期されていることに気がついていないようでした。浮気は多少あっても目をつぶろうと思っていましたが、写真の内容があまりにも激しくて。こんな写真を送ってくるような女性と付き合う男が、私の夫というのも受け入れがたいです。それよりも、何よりも大切な子供の父親が、こんなに恥ずかしい人間だと思うと、イヤでイヤでたまらなくなってしまったんです。LINEの履歴は、離婚となった時に証拠になると聞いて、すべて抜き取り、保存しました」

萌絵さんは離婚したいのかどうか、迷っていると続けます。

「これから出産するのに、浮気1回だけでシングルマザーになるのもバカバカしい話ですが、やはり許せない。愛情、育児、人生……結局、お金をガッツリもらえば、何とかなるとも思ったんですよね。私は実家が茨城県なので、1時間半かければ通勤もできます。子供に不自由なく大学まで進学できるだけのお金があれば、別れてもいいと思うんです。でもどうなのかな、やはり父親がいないと子供がかわいそうですよね。生まれる前からこんなに子供に苦労をさせて、私はなんてダメな母親なんでしょう」

そう言って、涙を流す萌絵さん。これは何としてでも証拠を取らねばと、調査に入ることにしました。

自宅に置いてあるタブレット端末のLINEやメール履歴から浮気が発覚するケースが増えている。

※本連載はプライバシーに配慮し、体験内容を変えない程度に一部書き換えています。

ウソ出張で合流してきた、青いターバンの女の薬指には、繊細なリングが光っていた〜その2〜に続きます。