先日、中国の天津職業大学で開かれた老人介護専攻の就職説明会で、企業は卒業生を取り合った。若手の介護職員の退職する比率が高いという状況に直面している老人ホームは少なくない。資料写真。

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先日、中国の天津職業大学で開かれた老人介護専攻の就職説明会で、企業は卒業生を取り合った。若手の介護職員の退職する比率が高いという状況に直面している老人ホームは少なくない。同日に開催された天津市老人介護産業のトップフォーラムで、人材を求める会社は「若者がここに来たら一から教えなければなりませんが、技能を身に付けた途端に退職してしまいます」と言った。健康報が7日付で伝えた。

天津だけではなく、他の地域でも介護職員が非常に不足している。統計データによると、全国の老人介護施設における介護職員は100万人以下で、そのうち専門的なトレーニングを受け、資格を保有する介護職員は10%にも満たない。「身の回りのことを一人でできない高齢者3人に1人の介護職員」という世界的な原則で計算すると、中国では1000万人以上の老人介護職員が必要となる。介護職員がはるかに足りないのみならず、若手の介護職員が流出するのも老人施設に大きなプレッシャーをかけており、該当業界の発展に制約をかける事も推測できる。

老人介護職員の仕事は辛いだけでなく、給料もやや低く、出世する機会も不足しているほか、社会にもよく知られていない。老人介護職員はただの「お手伝いさん」だと勘違いしている人もいる。その誤った認識のため、介護専門の卒業生の中には、その仕事を選ばなかったり、老人介護施設に就職したとしても、しばらく働いたらすぐ去ってしまう人が多い。

どのように老人介護業界に若手の人材をとどめるのか?社会全体が老人介護への認識を改め、老人介護職員の価値を十分に評価するべきである。そうすることで、この仕事を楽しく思う若者が増えるだろう。まず、政府は老人介護職員のために合理的な給料システムを整備し、給料の基準を設定する。さらに職業の発展を目指すシステムを構成し、老人介護職員を専門技術の人材育成に入れ、老人介護専攻の学費減免、大学と企業の連携、専門のトレーニング、スキルアップ、職の評定やボーナスなどの制度を設立し、職業の吸引力を強める。

同時に、国の長期的な介護保険制度を設立し、老人介護の人材向けの給料や福祉などを階段式に上昇する仕組みと権利保障の仕組みを整備する事を促進し、老人介護の人材に未来性を生み出し、権利を保障されるようにする。(提供/環球網・編集/インナ)