難易度が高い犬種1.ロットワイラー

まずは、原産国がドイツとされている犬種・ロットワイラーです。

体格が良く、一見強面な印象を受けるこの犬種は、11世頃には既にドイツに入ってきていたと伝えられています。20世紀頃には激減してしまったものの、1900年を超えるとロットワイラーの育種計画が進められ、今のように再び多くのロットワイラーの育成に成功したのです。

特徴として、体格が良いことや果敢に立ち向かう姿を見せてくれる犬種であり、正しいしつけをすれば飼い主の言うことをしっかり聞く、従順な犬種です。これらの体格・性格から、警察犬や軍用犬として活躍している犬が多いです。

「飼い主を守るためなら」攻撃性も高い

賢く訓練性能が良いことから、しっかりしつけることで飼い主の指示に従う犬となることは先ほどお話ししました。これだけを見ると「飼いやすい犬では?」と思われるかもしれませんが、そうとは限りません。

実は飼い主に従順であるあまり、知らない相手に対し、「飼い主を守る」という使命感から攻撃してしまうこともあるのです。

体力もあり、尚且つ体格も良いため、他人に攻撃しようとする際、コントロールできるようにしておかなければ、危険なことになりかねないので、初心者には難易度が高いと言われているのです。

難易度が高い犬種2.セント・バーナード

日本でも人気のアニメ「アルプスの少女ハイジ」の劇中で登場し、多くの人に愛されているヨーゼフのモデルとなった犬種が、このセント・バーナードだと言われています。

この犬種は、イタリアとスイスの国境付近にて遭難者を救助していた犬です。この土地は気温がマイナス30℃にも到達するほど寒い地域ですので、寒さには強い犬種です。

17世紀に元々軍用犬として育てられていたモロシア犬を改良し誕生した犬がセント・バーナードだと伝えられており、この名前は聖ベルナール僧院を英語に訳したものだと言われています。この聖ベルナール僧院こそ、セント・バーナードを寄贈され、育て上げた場所なのです。

性格は穏やかでのんびりとした性格です。良い子が多く、与えられた仕事は最後までしっかりこなすしっかり者です。しかし、時にその性格が災いし、頑固な一面を見せることもある人間味溢れた犬とも言えるでしょう。

とにかく大きいのでコントロールが難しい

なぜこの優しく穏やかな性格のセント・バーナードを飼うことが難しいのかと言いますと、まずとにかく体格が大きいということが挙げられます。

犬を飼うこと自体が初めての場合、体格が大きい犬は万が一、興奮してしまったり、しつけが上手くできなかった際にコントロールすることが非常に難しいです。特にこのセント・バーナードは大型犬の中でも大きい犬種ですので、いざという時のコントロールが難しいことは一目瞭然です。

さらに元々は寒い地方で育てられた犬であるため、気温が高く、湿度も高い日本では飼うことが難しいのです。もしも一緒に暮らすのであれば室内犬として飼うことを前提とし、この犬種相応の広い家が必要となるだけでなく、湿度、室温の管理を徹底する必要があります。

これらの理由から、日本では飼うことが難しいと言われているのです。

難易度が高い犬種3.ビーグル

大人気キャラクター「スヌーピー」のモデルとしても知られているビーグル犬は、日本国内でも人気の高い犬種の1つです。しかし、このビーグル犬は元々猟犬として飼われており、特にうさぎを飼っていたと伝えられています。

ビーグル犬の「ビーグル(Beagle)」という言葉は、様々な説がありますが、一番有力視されている由来がフランス語の「小さい」、そして「大声を出す」という意味だと言われています。

この「大声を出す」という言葉の通り、吠える声にも特徴があり、太く遠くまで通るような声を持つため、他の中型犬と比べても大きな声で吠えるという印象が強いのです。

猟犬であり、大声を出すという特徴を持つビーグル犬ですが、性格は決して攻撃的ということはありません。とても社交的で他の犬とも仲良くすることが好きな犬です。もちろん、人間に対してもフレンドリーな子が多いです。

吠え癖のある犬種

日本国内でも飼っている家庭をよく見かけますし、ここまで紹介してきた犬種はどれも大型犬であったため、「中型犬なのに?」と意外に思う方もいるかもしれません。しかし実はビーグル犬も初心者にはしつけが難しいと強く感じる犬種の1つです。

ここまで特徴や歴史をお話ししてきましたが、そこで出てきた「大声を出す」という点が問題行動として取り上げられてしまうことが多いのです。

元々集団で行動し、猟をしながら大声を出し意思疎通していた犬ですし、先に話した通り、よく通る声を持つ犬種です。そのため、ペット可の物件であっても集合住宅はあまり適切ではないかもしれません。

もちろん、しつけをすることで無駄吠えを減らすことはできますが、初心者ですとやはり難しいと感じてしまう人が多いようです。

まとめ

今回は3つの犬種をご紹介しましたが、もちろんそれぞれの犬に個体差がありますので、難しいといわれている犬種でも人との生活に適応しやすい子もいれば、飼いやすいといわれている犬種でもしつけが難しい子もいます。

しかし、犬を家族として迎える際には、まず自分の家がその犬種の特徴や性格に合っている環境であるか、どのような問題行動を起こしやすいかを把握しておくことは大切です。