「監督からずっと言われている」 日本代表最年少MFが明かす“ブラジル対策”とは?

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代表デビューから6試合連続出場中の井手口、ブラジル戦出場に意欲を見せる理由

 日本代表は現地時間10日にブラジルとの国際親善試合に臨む。

 J1 ガンバ大阪のMF井手口陽介は現代表最年少の21歳で招集を受け、バヒド・ハリルホジッチ監督も「これから伸びていくと思う」と大きな期待を寄せる。そんな若武者がブラジル戦に向け、「監督からずっと言われている」という言葉を明かした。

 井手口は6月7日の国際親善試合シリア戦(1-1)で途中出場を果たし、20歳でA代表デビュー。同13日のワールドカップ(W杯)アジア最終予選の敵地イラク戦(1-1)で先発に大抜擢され、上々のパフォーマンスを披露した。さらに8月31日の同オーストラリア戦(2-0)では2試合連続先発を飾り、代表初ゴールを叩き込んでチームのW杯出場権獲得に貢献。代表デビューから6試合連続出場中と、ハリル監督の評価も極めて高い。

 井手口はブラジル戦の出場に意欲を覗かせているが、その理由は「あの時、本当に衝撃を受けた」というリオデジャネイロ五輪直前の苦い記憶があるからだ。本大会前の最後の国際親善試合でブラジルと対戦し、0-2のスコア以上に実力差を見せつけられた。「次の試合もそれ以上の衝撃を受けると思うので、そこで自分がどれだけできるか。どこが通用して、どこが通用しないかが明確に分かると思う」と語った。

 そんな井手口の伸びしろを感じているハリルホジッチ監督は、これまで継続的に起用し続けており、ブラジル戦を想定して、あるポイントを何度も口にしているという。

力強く襲いかかる様は、まさに狩人

「監督から(ブラジル戦は相手に)前を向かせたら終わりだとずっと言われている。前を向かせないぐらいタイトに付きたい」

 171センチながら、球際での強さはJリーグ屈指の水準にある。豊富な運動量でピッチを所狭しと駆け回り、ボールホルダーに力強く襲いかかる様は、まさに狩人のそれだ。激しいボディーコンタクトを厭わないタイプだけに、ブラジル戦に出場するとなれば、球際の攻防が最大の見どころとなるだろう。

 指揮官の「前を向かせたら終わり」の意図を十分に理解している21歳の若武者は、ブラジル戦で自身に与えられたタスクを完遂できるだろうか。

【了】

大木 勇(Football ZONE web編集部)●文 text by Isamu Oki

フットボールゾーンウェブ編集部●写真 photo by Football ZONE web