人間関係で悩んだら、気持ちを全部ノートに書き出してみよう(写真はイメージ)


 仕事でもプライベートでも、一番多い悩みは人間関係だと思います。特に、一緒にいる時間が長かったり、それまで親しかった人ほど、その人との間でいったんぎくしゃくすると、そのことが頭から離れなってしまいます。

 相性が悪く、何かにつけてすぐ怒る上司、価値観が違いすぎて理解に苦しむ部下、決して“嫌い”ではないんだけれど日々の細かい言動がいちいち気に障る配偶者・・・。

 恋愛でもないのに、その人のことばかり考えるようになってしまい、モヤモヤが晴れないことってあるのではないでしょうか?

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頭にきていることをすべて吐き出す

 コーチングの原則としては、「その人とどんな関係を築きたいか?」をイメージし、それに近づくための第一歩は何かを考え、実行することです。けれども、理想の関係をイメージすることすらできない場合もあると思います。

 その相手との関係が、少なくとも自分の中では「こじれてしまっている」場合や、自分から見ると「相手が悪い」としか思えない場合などです。

 そんな時には、まずは「クリアリング」してみることをお勧めします。

 クリアリングとは一般的には「愚痴」と捉えられます。ただし、愚痴がネガティブな意味合いを持つのに対して、クリアリングには“前に向かって進むために、考えや感情をスッキリさせる”といったニュアンスがあります。

 クリアリングの方法は、相手に対して頭にきている点や、許せないと感じてしまっている点を、吐き出してしまうことです。

 紙に書き出すのも良いのですが、私自身の経験からも、やはり口に出して話すことが一番クリアリングできる気がします。

 安心できる人、心を許せる人、例えば友だちやコーチなどに対して、もうこれ以上は出ないと感じるまで話し切ると、怒りや許せない感じが落ち着いて、「では、どうしようか?」と考えられるようになります。

「そんなに都合よく、タイミングよく、話を聞いてくれる人はいない」という人もいるでしょう。そういう時には、紙に気持ちの赴くままに書きなぐるのも有効です。私は人間関係で悩みが生じるとコーチングを受けて、コーチにクリアリング相手になってもらうようにしているのですが、タイミングが合わない時には紙に書きなぐります。A4の紙の裏表にびっしり書くと随分スッキリしますし、書き終えた後に改めて見て、「なんだ、こんなことでモヤモヤしていたのか」と気づくこともあります。

 自分の気持ちや感情を口に出す、もしくは紙に書きなぐることでクリアリングすると、気持ちを落ち着いて、視野を広げたり、視点を変えることができます。人間関係で悩んでいて突破口が見いだせない場合、クリアリングを試してみてはいかがでしょうか。

筆者:和気 香子