手を替え品を替え、長年日本で続く「健康ブーム」。近年ではアメリカでも健康志向が広まり、メディアで「健康食」が取り上げられることもしばしば。しかし、お国が違えば食文化も違うようで…『メルマガ「ニューヨークの遊び方」』の著者でNY在住の著者・りばてぃさんが、アメリカのネット記事で紹介されていた驚きの健康メニューを紹介しています。

体に良いオススメの食事から見る多様性

季節の変わり目は気温も急激に変化し風邪などひきやすくなる季節。

そのため、健康に良い食事についての話題もあちこちに。

健康志向の高まっているアメリカでは、以下のような見出しの記事も。

EAT THESE WARMING

FOODS FOR PERFECTLY

BALANCED ENERGY

THIS FALL

(この秋、完璧に整ったエネルギーのためにこれらの体を温める食事をしよう)

(ご参考)

●EAT THESE WARMING FOODS FOR PERFECTLY BALANCED ENERGY THIS FALL

見出しの下には、体に良さそうなヤム芋(日本のさつまいもに似ている)の皮をむいて、アジア風の皿に並べたアーティスティックな写真を掲載。

記事中には、中国の気の流れを整えるのが健康に良いとか、どうのこうのという大げさな説明がいっぱい。

例えば、

“Warming foods have

a net warming effect

on the body and

vice versa for cold foods.

 

(以下、簡易和訳)

温かい食べ物は体を温める効果があり、その逆に冷たい食べ物を食べると体を冷たくする効果があります。

 

These are properties

that have been observed

for millennia

by Chinese doctors.”

 

(以下、簡易和訳)

これは中国数百年の歴史が証明するものですと、中国人の医師は言う。

もともと漢文からきているのか、大げさで仰々しい言い回しだ。

しかも、その原文の意味が十分に英訳されていない印象でもある。

この他にも、

The idea, ultimately,

is to provide your body

with balance between

what practitioners call

the cooling yin and

warming yang in order

to prevent disease.

 

(以下、簡易和訳)

最終的にあなたの体に、病気を予防するバランスのとれた冷却する陰と温める陽と実践者が呼ぶものを提供することです。

・・・などと仰々しいわりにいまいち訳がわからない説明が書かれていたりする。

日本のメディアで例えると、高尚な文芸誌のような文体。

中身はともかくとしてこんな高尚な文体の文章の後に一体どのような食べ物を食べるのが良いというのか期待が高まってくる。

日本人の感覚からすると、さぞかし健康によい食材の食べものが出て来そうな雰囲気だ。

季節柄、秋の旬の野菜や果物、例えばキノコ系や、大根などのラディッシュなど根菜類。

日本だったら旬の魚のさんまとかもあるだろう。

ところが、この記事の最後に紹介されているのは、

Quick chocolate cherry oatmeal

(簡単にできるチョコとさくらんぼのオートミール)

と、

Bacon and egg ramen

(ベーコンと卵のラーメン)

と、

Cozy stuffed sweet potatoes

(いろいろ詰めたヤム芋)

・・・の3つ。

衝撃的ですらある。

別に季節関係する食べ物でもないし、チョコやベーコンは健康なのだろうか。

文化が違うといろいろ違うのだなー。

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