今日も私たちは、FacebookやTwitterなどのSNSに、たくさんの喜びや楽しさを与えてもらっています。しかし、光あるところに影あり。SNSは喜びや楽しさだけでなく、さまざまな“地獄”も味わわせてくれます。いわゆるクソコメにイラッとさせられたり、何気ないつぶやきに斜めの方向から噛みつかれたり。これからもSNSとの心地よい関係を続けるために、いろんな“SNS地獄”の果敢で無難な歩き方を会得しましょう。

昨今、こうした「SNS地獄」への注目と関心が高まっています。地味なOLがSNS映えを求めて借金地獄に陥っていく電子書籍漫画『SNS地獄』(漫画・高村しづ、原作・とらふぐ)は、リアルな怖さに震え上がらずにはいられません。LINE、Facebook、Twitterで遭遇しがちな35の地獄を取り上げ、どう立ち向かうかを指南した書籍『SNS地獄を生き抜くオトナ女子の文章作法』(方丈社)も、悩めるオトナ女子を救う感動の一冊としてあちこちで話題沸騰中。えっと、こっちの本の著者は……ま、それはさておき本題に入りましょう。

■SNS上で遭遇しがちな5つの地獄とその対処法

【地獄の例】

その1「威張りたいだけのおじさんが湧いてくるアドバイス地獄」

その2「愚痴や悪口を遠慮なく振りまかれるネガティブ投稿地獄」

その3「ただの独り言なのにエアリプを疑われる自意識攻撃地獄」

その4「友人の意外な一面が目に入ってしまう幻滅させられ地獄」

その5「朝から晩までSNSが気になって仕方ない中毒状態地獄」

SNSにはたくさんの“地獄”が存在していますが、今回はこの5つを取り上げました。地獄に苦しめられることもあれば、知らず知らずのうちに自分自身が地獄を作り出してしまうこともあります。そんな警戒心も抱きつつ、対処法を参考にしてみてください。

その1「威張りたいだけのおじさんが湧いてくるアドバイス地獄」

若い女性が不慣れな料理に挑んで作った玉子焼きの写真をアップしたりすると、牛乳を入れるといいだのフライパンは銅が最高だの、おじさんのアドバイスが大量に湧いてきます。もちろん、被害に遭うのは若い女性だけでないし料理の話に限りません。おじさんたちは、知識をひけらかしたり威張ったりしたいだけ。激しいうっとうしさを覚えますが、「さすが○○さんですね!」と持ち上げて、まんまとイイ気になる様を観察して楽しみましょう。

その2「愚痴や悪口を遠慮なく振りまかれるネガティブ投稿地獄」

SNSはうわべのやさしさに満ちた世界。仕事でこんな理不尽な目に遭ったとかこんなひどいヤツを見たといった投稿をすると、たくさんの慰めや共感をもらうことができます。その快感が癖になるのでしょう。ネガティブな投稿を連発して、ネガティブな感情を遠慮なく振りまく迷惑な人が少なくありません。見ないのがいちばんですが、目に入ったときは「己のみっともなさに気付く余裕もない状態なんだな」と同情すると、多少は気が晴れます。

その3「ただの独り言なのにエアリプを疑われる自意識攻撃地獄」

Twitterで「バカと話すと疲れる」と呟いたら、思いもよらない人から「私のことですね。そんなふうに思われていたなんてショックです」といったメッセージが……。その手の災難に見舞われた経験がある人は、たぶん少なくありません。エアリプという危険を招く行為をした自分にも非があると反省しつつ、力いっぱいうろたえた上で元々の対象について詳しく説明しましょう。その自意識過剰な人と今後どう付き合うかは、また別の話として。

その4「友人の意外な一面が目に入ってしまう幻滅させられ地獄」

友人や知人が、Twitterで差別意識丸出しの発言をしていたり、Facebookで独りよがりな噛みつき方をしていたり……。知らなくていい一面が目に入ってしまうのも、SNSの厄介な性質のひとつです。もちろんお互い様で、向こうも同じように幻滅しているかもしれません。気に入らない一面が見えたからといって、人格全部を即座に否定するのはちょっと傲慢な姿勢。人間にはいろんな面があるなあと感心しつつ、ひとまずは判断を保留しましょう。

その5「朝から晩までSNSが気になって仕方ない中毒状態地獄」

外側から迫ってくる地獄だけでなく、自分の内側で作り出される地獄もあります。朝起きてから夜寝るまで、仕事中も食事中も、SNSが気になってずっとスマホをのぞいている――。冷静に考えれば、まごうかたなき地獄です。「このままだとマズイ」と気付けたとしたら、それは地獄中の幸い。最初は12時間、次は24時間と徐々に長いSNS断ちに挑戦しましょう。そのたびにご褒美を設定しつつ。まあ、なかなか険しい道のりだとは思いますが。

厄介な地獄だらけではあっても、もはや私たちはSNSなしでは生きていけません。覚悟を決めて「SNS地獄」に立ち向かい、どうにか生き抜いていきましょう。あっ、さきほどご紹介した書籍『SNS地獄を生き抜くオトナ女子の文章作法』(方丈社)の著者の件、なんというか、たいへん申し上げづらいんですけど、何を隠そう私です。すいません、こんなわざとらしい流れに付き合わされるのも地獄の一種ですね。それはさておき、オトナ女子に限らず「SNS地獄」に悩まされている方は、よかったらリンク先をのぞいてみてください。