by Roberto Rizzato

理論物理学者のスティーヴン・ホーキング博士が北京のイベントで、「2600年までには地球は火の玉になる」という内容を発言しました。

Earth is ‘going to be a sizzling ball of fire by 2600,’ Stephen Hawking warns | Metro News

http:/metro.co.uk/2017/11/07/earth-is-going-to-be-a-sizzling-ball-of-fire-by-2600-stephen-hawking-warns-7060683/



Stephen Hawking: Earth could be 'ball of fire' in 600 years - CNET

https://www.cnet.com/news/stephen-hawking-earth-ball-of-fire-600-years-tencent-we-summit-beijing/



ホーキング博士は、11月5日(日)に北京で開かれた「2017 Tencent WE Summit」というイベントでムービーを公開し、世界の人口急増とエネルギー消費の増加により、600年後には地球は「火の玉」に変わっているだろうと語りました。

そして、人類は「これまでに行ったことのない場所にいく必要がある」とホーキング博士。自身が参加する「ブレイクスルー・スターショット」プロジェクトは火の玉になった地球から逃れる方法を見つけ出す第一歩だと語りました。

ブレイクスルー・スターショットは、超小型の宇宙探査機に地上から強力なレーザー光を照射することで、光の速さの20%にまで加速させ、数光年離れた惑星に到達することを目的としたプロジェクト。ロシアの富豪ユーリ・ミルナー氏が率いるチームが2016年に発表し、プロジェクトにはホーキング博士やFacebookのマーク・ザッカーバーグ氏が名を連ねています。

光速の20%の速さで飛ぶ小型探査機計画「ブレイクスルー・スターショット」が直面せざるを得ない危険とは? - GIGAZINE



ホーキング博士は、「このイノベーションの背後には、ナノ技術を使った探査機とビームを使うというアイデアがあります」「このようなシステムは1時間以内に火星へと到達でき、数日中に冥王星に到達することもできます」「ケンタウルス座アルファ星には20年ほどで到達できます」と語っています。

また、2017年11月6日(月)に行われた別のスピーチでホーキング博士は「有能な人工知能は我々の文化において歴史上最大、もしくは最悪のイベントになる」ということを示唆しました。