アンディ・マレー、ロジャー・フェデラー【写真:Getty Images】

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復帰の元世界1位がチャリティ戦で対戦、「信じられない選手だよ」と舌を巻く

 男子テニスのATPツアーファイナルズの開幕を10日(日本時間11日)に控え、2年ぶり出場のロジャー・フェデラー(スイス)は7日(同8日)にアンディ・マレー(英国)とのチャリティマッチで対戦。英紙「デイリー・エクスプレス」によると、マレーは試合後にフェデラーの長年にわたる“努力”に舌を巻いたと伝えている。

 昨年、世界ランキング1位に立ち、五輪連覇、ツアーファイナルズも制覇したマレーだが、今年は苦闘の1年となった。長期的に痛めていた臀部の影響により、グランドスラムの最高成績は錦織圭(日清食品)を破って進出した全仏オープン4強。8月の全米オープン直前、今季残りの全大会を欠場する決断を下した。

 約3か月の休養を経て、マレーの故郷スコットランドのグラスゴーで行われた3セットマッチ。試合はフェデラーがスカート状の当地の伝統衣装「キルト」を穿いてプレーし、試合後におちゃめにツイッターに紹介。ファンから「君はセクシーだ」などと笑いを呼ぶ、なごやかなシーンもあったが、最終的にフルセットでフェデラーが勝利した。

 結果は今年1年間、充実のプレーを見せたフェデラーに軍配が上がったが、記事によると、マレーは王者の強さをフランス放送局「Eurosports」のインタビューで「彼は信じられない選手だよ」と語り、舌を巻いたという。

「見落とされてきたことの一つ」に挙げた“王者の神髄”とは?

「本当に自然なアスリートに見えるんだ。そして、信じられないほどのハードワークをこなすんだ。そうしなければ、彼のようにこんなに長期間にわたって頂点に君臨することはできないし、30代中盤まで勝ち続けることはできなかっただろう」

 サーブ、ストローク、ボレーとすべてをハイレベルにこなすオールラウンダーのフェデラーは、才能が結集したプレーヤーに見られがち。しかし、多くの対戦経験を持つマレーとしては「見落とされてきたことの一つ」として、練習量が“王者の神髄”にあるとみている。

「人々はフェデラーには才能があり、だから、思い通りのショットを打てると思っているだろう。だけど、彼がそれをできるのは、常に本当に厳しいトレーニングを積んできたからなんだ」

 負傷からの復帰を目指すプロセスにあるマレーだが、再びライバルになるであろうフェデラーを手放しで称賛。そのリスペクトの姿勢は、久々にネットを挟んだ直接対決を経て、さらに強まったようだ。