近視になる人が急増しています。普段コンタクトレンズを使用する人が多いため、周囲を見渡しただけでは一見、近視の人が多いのかどうか分かりません。しかし実際に聞いてみると、近視である人の多さに驚くはずです。しかも日本のみならず、世界中で爆発的に近視が増えているというのです。

世界で増加する近視とその恐ろしい悪影響

近視の増加は、現在各国において懸念されていることの一つです。近視は白人や黒人よりも特に黄色人種に多いとされ、過去半世紀ほどの間に近視の人の数は香港では8倍に、韓国や台湾では4倍にも増えていると報告されています。アジア人ほどの勢いではないものの、欧米やアフリカなどでも近視が急増しているとのこと。近視はメガネをかければ済むというような単純なことでは済まず、近視が進むことで将来緑内障など様々な目の障害を招きやすくします。2050年には世界人口の半分が近視になるという予測も出ており、対策が急がれています。

近視の原因とは

近視になる原因は様々ですが、よく言われるのは遺伝による近視、そして生活環境の影響による近視です。遺伝については両親、または片親が近視である場合、子供が近視になる確率が高いと言われています。それから解明されているわけではありませんが、長時間にわたるテレビやスマホ、パソコンの使用、あるいは読書や勉強により目を酷使することが近視につながるとされています。(若くても老眼になるってほんと?スマホが原因の老眼)

そしてもう一つ、最近注目されている近視の原因に、眼軸が長くなりすぎてしまうことがあります。眼軸とは眼球の表面にある角膜から、眼球の裏側にある網膜までの長さのことです。眼軸は子供の成長に合わせて伸びていき、通常は成長が止まると眼軸の成長も止まります。しかし何かしらの理由で成長期を過ぎ大人になっても、眼軸が伸び続けてしまうケースが増えているとのこと。眼軸が長くなりすぎるとピントが合わせづらくなり、近視の原因となってしまうのです。

太陽に当たらないことが近視を招く

生活環境の影響による近視については、今はまだ仮定段階ではあるものの、日光に当たる時間が少なくなったことも原因であると考えられています。それは日光には近視を抑制する作用があるとされるためです。近年子供に近視が多いのは、外で遊ぶ時間が減り日光に当たる時間が減ったことにあるという驚くべき研究データもあるのです。確かに一昔前と違い、子供が外で遊ぶのが難しくなってきているのが現状で、危険性から外で遊べる場所が限定され、また外で駆け回るより家の中でのゲームを好む子供が増えています。

目の健康のためには毎日外で2時間遊ぶようにするだけで、近視を防ぐ大きな効果が得られるそうです(近視研究会の報告による)。子供だけではありません、大人も家の中に閉じこもらず、できるだけ外に出るようにした方が目のためには良いそうですよ。


writer:Akina