「どんなに優秀な人材が集まる会議であっても、議論がぶつかりあう類のものではただの時間と労力の無駄になる」とするのは、無料メルマガ『音多秀茂の【富と成功の5つのタネ】』の著者・音多さん。そして出世に必要なのは「決め事を一人ですること」だと言い切ります。一体なぜ? 音多さんが自身の経験に裏付けられたその理由を記しています。

決め事は自分一人でする

今回はビジネスの成功のひとつである「出世」を計画的に掴む方法をお伝えします。

世の中における出世の極意は数多有りますが、その中でも私が意識して自分の仕事上のルールとしてきた物の中に、「決め事は自分一人でする」というものがあります。

この考えが身に付いたのは、私が過去に何度も部署異動を繰り返したからでして、異動先では頼りになる人がおらず、常に自ら腹を括って決定を下さないと前に進めない事が多かったからです。お陰でこの考え方の効率の良さに気付き、組織に戻ってからも同様の手法で仕事を進めていると、どの部署へ行っても上司に重宝がられるようになりました。

周囲の人は当然不思議がります。なぜその部署で経験も知識も浅い自分が上に引き上げて貰えるのか。もちろん嫉妬もありますから大変ですが(笑)、そんな極意を教えちゃおうというわけです。

ではあなたがこの手法を使えるようになるにはどうすれば良いか?

私から見ると多くの人達はすごく「群れる」のを好みます。例えば何か問題が起こるとすぐに会議を開こうとします。それもアジェンダも無しに。烏合の衆に限らず、どんなに優秀な人が集まった所で互いの議論がぶつかり合う会議は無駄な物となります。なぜなら互いの主張を通す事が目的となり、本来あるべき課題の解決が二の次になるからです。

会議には様々な目的がありますが、それを開いて良い案件とそうでない物の見極めもまた重要です。例えば個々が成果を持ち寄る報告会、全く解決の糸口が見つからない問題に対してブレインストーミングする場であればとても有効です。

ここで自分を差別化する為に使うのが冒頭の「決め事は自分一人でする」というルールです。大抵の課題は多人数が集まらなくても、自分だけで答えを見つけられるものです。会議をやるにもまずは自分で結論を導き、答えを持った状態で行えば時間も短縮できるし、何よりあなたのストーリーで全体を掌握出来ます。あわよくば参加者からより良いアイデアも出て来ます。

こうして常にまずは自分なりの解決策を考えておくと周囲の人は楽になります。そしてここで一番快適さを感じるのがあなたの「上司」なんですよ。例えばあなたが上司に相談する時、あなたは既に答えを持った状態にある。そして「私はこう考えるけど、いかがでしょうか?」というスタンスで相談する。

すると上司も人間ですからわざわざ思考はしたくないものです。あなたの答えを7割程度はそのまま容認してくれるはずです。つまり上司の仕事を減らしてあげる事ができるんですね。すると上司はそんなあなたを「右腕」として離さないでしょう。私が過去に出世してきたのは、このひと手間を欠かさないからだと考えています(たまに鈍感な上司もいますが(ーー;))。

あなたが一人で考えた答えは、時に優秀な物同士が集まって議論した結論よりも優秀です。なぜならそこには無駄なプライドや妥協が無いからです。そしてこの姿勢こそが富と成功を掴む「自立力」を養う、日常訓練にもなるんですね。

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